見出し画像

メールアドレス登録の際のユーザビリティ

こんばんはtaikiujiieです。

今回も引き続き新聞社シリーズでいきたいと思っています。
本日は新聞社さん、初回登録の際のメール登録のフォームに関して考えていきたいと思います。

初回登録の際の情報登録の種類と対象

フォーム
メールのみをまずは入力し、メールに必要事項を記入するURLが送られる

フォーム①日経新聞


フォーム
初回登録を押すと名前など基本的な個人情報を入力する

フォーム②西日本新聞


今回の対象は、『フォーム①』
メールのみの入力をで会員登録を始めるフォームについて考える。


対象サイト

・日経新聞
・北海道新聞

ユーザーの前提

このサイトを利用するユーザーは、新聞サイトに興味を持ちサイトに対するモチベーションや信頼は高い
特に無料会員になることよって、数本の有料記事の閲覧など、会員になることによる副次的効果を得ようとしている人が多いと捉え進んでいきたい。
そのため、ユーザー目線で見れば代わりがいないというほどのこだわりはなく、あまりにも使いにくければ容易に離脱することが考えられる。

そのためポイントになるのは、
ユーザーが迷わずに自分自身にメールを送り届けることができるかである


日経新聞

<良い点>
・右上にSTEPを用意していて、今自分がどこにいるかを全体感から把握することができる
 →俯瞰的に自分の行動を把握できる工夫がされている
・簡易的ではあるがメールアドレスを入力する際に、「英数字、@、.」で構成されているかを確認して、エラーを出す仕組みを設けている
 →緩いチェックではあるが、誤ったメールを遅らせない工夫がある

<悪い点>
・会員登録をしている最中であるという記載がどこにもない。
 →このページに来た際に遷移先が正しかったのかが、わからない
・下記の3つのメッセージについて同じ大きさで書かれていて、情報の強弱について一貫性がない。※最後の項目であるにも関わらず、同一のフォントで読むべき内容かどうか、優先度は高いのか低いのかが不明。また一文が長くら内容を理解しにくい。
「利用するメールアドレスを入力してください。」
「本人確認のためのメールをお送りします。」
「※「同意して次へ」ボタンを押下することで日経ID利用規約および日経IDプライバシーポリシーに同意したものとみなしますので、お読みの上でお進み下さい。」
 →読むべき内容であったか迷い、読み飛ばすと最後のボタンで同意して次へと書いてあり、やっぱり読んだ方がよかったと理解し、ユーザーは二度手間になる


北海道新聞

<良い点>
・メールアドレスの入力を再度設け正しいメール送信を行う工夫がなされている。
 →一致しない場合には一致ないとを次へ進むボタンを押下すると通知され、誤操作を減らしている
・「迷惑メールの受信拒否設定をしている方は「@hokkaido-np.co.jp」からのメールを受信できるようにしてください。」という注意喚起をしている。
 →送信してからエラーが起こるであろう箇所を事前にアナウンスしている

<悪い点>
下記の二つの入力のラベルについて、「※」の意味が理解できない。
「メールアドレス※」
「確認用メールアドレス※」
 →必須項目として書かれているのかもしれないが、初見ではわからない


良い「メールのみの入力をで会員登録を始めるフォーム」とは

・ミスの種類を意識した対策が十分に取られているフォームであると思った
 →ここで考える、ミスの種類とは
  ・ユーザーがミスしたことを認知しやすいミス
  ・ユーザーがミスしたことを認知しにくいミス
 →例えば、「メールアドレスの入力が間違える」これはメールが届いてないことを確認し、最初に思いつくミスであろう。
 →反対に、「迷惑メールの受信拒否設定をしていてメールが届かない」これは、メールが届いてないことを確認してもなかなか思いつかないことが予想される
上記のようなユーザーが考え付かないミスを事前に指摘しておくことで高いユーザビリティが担保できるのではないかと思う。

・ユーザビリティの高い、「メールのみの入力をで会員登録を始めるフォーム」を考える際の重要なポイントとしては今回の調査から、いかに正確に自分へのメールを送信するかということに尽きるということだと考えた。
 →今後「メールのみの入力をで会員登録を始めるフォーム」を考える際には、正確にメールを送付をするための仕組みをUX、ユーザビリティの向上を目的に追加していきたい

あとがき

今回はメール送信の際のユーザビリティについて考えたが、ページの作成際の思想や一番達成をしなければいけない事項に大切さに気付かされた。これがなければ、ユーザビリティを具体的に評価しにくく、OOだから良いとは言えない。今後は今回のようにこのページの利用される中で1番のポイント、ユーザーの前提を合わせて書くようにして精度の高いユーザビリティの研究をしていきたいと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?