見出し画像

旅行予約サイトのユーザビリティについて考えてみる

こんばんはtaikiujiieです。

最近、コロナのまん延の防止の措置も解除され、そろそろ旅行などのアクティビティも活気を取り戻してきそうということで今週は予約サイト(特に宿やレジャー)のユーザビリティについて、考えていければと思っています。


今回の対象

今回は直近の利用増加が見込まれる国内旅行を行うための予約サイトのユーザビリティを考えていきたいと思います。

具体的に

・じゃらんnet

・楽天トラベル

・るるぶトラベル

検証の際の設定

週末に九州に予算5万円で行く想定

目的は温泉とご飯+何かそのあたりで楽しい事をする。ハード過ぎない大人の旅行を2人でする

<修正>

料金帯。。。宿のみで2万円に修正。交通機関の部分も含め比較していると、かなりの選択肢になってしまうためこちらもスコープを旅館の予約のみに縮小

<検証の際の再設定>

九州旅行の際の旅館が2人で泊まれ、

一旦1人あたり2万円以内で探すということにシフトして検証を進める。


改めて試行してみた結果

全体的な傾向として、スマホファーストでUIを準備していた印象。
どのサイトも総じてスマホの方が見やすく使いやすい。

・じゃらんnet(スマホ専用画面あり?)

(PC)じゃらん


(SP)じゃらん

・楽天トラベル(スマホ専用画面あり)

(PC)楽天トラベル
(SP)楽天トラベル

・るるぶトラベル(スマホに合わせたUI)

(PC)るるぶトラベル
(SP)るるぶトラベル


 ユーザビリティの指標に当てはめてみる

△満足度(ユーザが不快感なく目標を達成できるか)観点から、

基本的に条件を縛り、数個のプランやホテルを選択するため、窮屈な印象で楽しい宿選びを想像しているとやや満足感は低くなる。 

◎効率(ユーザが最小の時間や負荷で目標を達成できるか)観点から、

金額や日程、場所に応じた最適解を出すことはできるため効率はかなり良い。

?有効さ(ユーザが目標を達成できるか)

設定の準備不足で恐縮ですが、、、今回設定していなかったどんな旅行を考えているかを設定していれば、結論は出せていました。

例えば、記念日でいい思い出が作りたい旅行or男友達と九州弾丸旅だと、有効さに差があり、前者では△、後者であれば◎というような印象になります。

 ———————

細かい差はあれど総じて上記の印象であったため、

追加で、「高級ホテル予約、旅館予約なら」という謳い文句の『一休.com』を調査しました。理由は高級志向になることでより、条件優先ではなく、他の観点が優先されたものになっていると思ったからです。

結論、写真がメインになりホテルや旅行そのものを楽しむことができるものになっていました。

記念日という前提で上記の指標で言えば、下記のような評価になると思います。

◎満足度(ユーザが不快感なく目標を達成できるか)観点

△効率(ユーザが最小の時間や負荷で目標を達成できるか)観点

 *金額等色々な条件がある前提

◎有効さ

(PC)一休

———————

ユーザビリティを高める工夫/課題

・じゃらん

 -温泉専用の検索ページや検索機能有り

 -目的別に宿を検索できる

 ↔︎検索できる情報が多過ぎて動線が分かりにくい。1回の検索に労力がいる

 ↔︎(PC)3カラムで文字が小さく見えにくい

 ↔︎(PC)ぼやけている文字がある

温泉専用の検索ページや検索機能
(PC)ぼやけている文字がある

・楽天トラベル

 -温泉専用の検索ページや検索機能有り

 -(スマホ)UIがすごく追加やすい

 ↔︎(PC)3カラムで文字が小さく見えにくい

 ↔︎検索できる情報が多過ぎて動線が分かりにくい。1回の検索に労力がいる

温泉専用の検索ページや検索機能


・るるぶ

 -調べたホテルの履歴作成(ログインしていない状態でも有効)

 -日付の入力も大きな画面が非常に見やすい。特にスマホ

 ↔︎(スマホ)読み込み時間が長くスムーズな操作ができない 

(SP)日付の入力も大きな画面が非常に見やすい


結論

じゃらんnet、楽天トラベル、るるぶトラベルはそれぞれビジネス面でも、観光面でもよく利用されるサイトでありよく似ていた。

るるぶトラベルだけが若干異質で綺麗なUIに見えたため、2019ごろのるるぶトラベルのサイトを確認したところ、3-4カラムでじゃらんnet、楽天トラベルの構成によく似ていた。今後、じゃらんnet、楽天トラベルもるるぶトラベルのようなUIになってくるのではと、予測できる。
(airbnbもるるぶよりのUIで使いやすかった)

2019ごろのるるぶトラベルのサイト

傾向として、

・具体的な検索→抽象的な絞り込み
・検索の試行回数(少)→検索の試行回数(多)

へとニーズが変わってきているのかもしれない。

あとがき

今回調査段階で、設定を追加してしまいましたが、改めて前提の設定が大事だと理解しました。

サイトの評価を行う上で誰がどうやって行動するかを想像するために何が必要かを今後注意して考えたいと思います。

旅行サイトのUIは今が過渡期かもしれないので、もう少しして、じゃらんnet、楽天トラベルが3カラムをやめるという仮説のもとどんなUIを作るのか数ヶ月1回くらいチェックしてみようかと思います。

また、旅行サイトもまとめサイトでも特におすすめされているような3社であったので、今後、別の旅行サイトや今回できなかった交通機関も合わせたユーザビリティに関して考えていく記事も書いていければと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。もしこの旅行サイトのUI素晴らしいなどあれば教えて頂けますと幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?