20代で大腸内視鏡検査をすることになった話 【病院紹介あり】
今回は、「大腸内視鏡検査」を受けたことについて書きます。
まさか20代で急に大腸内視鏡検査を受けるとは思ってもおらず、実際に検査結果を聞くまで不安で仕方ありませんでした。もし、同じ境遇に立たされた人がいれば、読んで少しでも気持ちが安らげばいいなと思っています。
ちなみに検査当時の年齢は、24歳と7ヶ月です。
事の発端
事の発端は、9月下旬に帰ってきた健康診断の結果でした。
「デデドン!」
「!?」
そこには「便潜血検査では潜血反応が陽性でした。再検査もしくは大腸内視鏡などの精査をお勧めします。」の文字。便潜血は「べんせんけつ」と読み、便の中に血が一定以上含まれている事を表しています。健康であれば便の中に一定以上の血が含まれることはないようで、潜血反応が陽性ということはつまり、腸の中に出血がある (病変がある) 可能性が高いという事です。
検便って腸に出血があるかどうかを診ていたのですね。てっきり、便にしっかり栄養が含まれているかを見てると思っていましたw
その結果を受けて、検索して色々調べてみました。すると、検便を受けた人全体から便潜血が陽性になる人の確率は6~7%であり、その内、大腸ガン(!!)が見つかる方が3~4%いるらしいです。つまり、僕は最初の6~7%の中に入っており、最悪のケース、大腸ガンが見つかるという事が分かりました。怖すぎる。。。
参考リンク: https://www.nz-ishikai.or.jp/cgi-bin/me_backno.cgi?f=hb201802.dat&no=1
そうか、、では20代で大腸ガンが見つかるケースはあるのでしょうか?恐る恐る調べてみると見つかりました。
ひえー。。。原口選手はたまたま受けた人間ドックで大腸ガンが見つかり、手術とリハビリを経て無事に復帰されたらしいです。20代でも発覚する人はする事が分かります。
内視鏡検査を受ける?受けない?
ここで顔色が変わり、心当たりはないけど痔だったり?とか、先日食べたものが悪かった?もう一回検便して陰性だったら検査しなくて良い?と甘ったれた考えが頭によぎります。
しかし調べてみると、検便は何回やっても同じで、1回でも陽性反応が出たら出血の可能性があるので内視鏡をしましょう。と書かれていました。逆に再度検便をさせる病院があれば、意味がない事をさせているので避けた方が良いらしいです。
そうなのか。。とりあえず病院に行くかとすぐさま病院へ。
結果的に2つの病院で医者に話を聞いたところ、やはりどちらも「陽性反応が出たのであれば次に内視鏡をしましょう。」という話になりました。気になって「20代で大腸内視鏡検査をする人はそれなりにいるのですか?」と聞くと「そもそも便潜血の検査を受けている人が少ないのもあり、あまりいないね」と言われました。「20代でガンが見つかることは本当にまれだから、安心するための検査と思って」とも。
中には陽性反応が出ても精密検査を受けない人も多いみたいですが、「後回しにして症状が進行し、手に負えない状態で見つかる方がもっとやばい」と考え、検査を受ける決心がつきました。
また、胃・大腸の内視鏡検査は医師の技術力で感じ方が全然違うらしいです。痛かったり痛くなかったり。なので、一つ目の病院で本当に内視鏡なのかを確認した後、もう一度しっかり調べ直し、腕が良いとされるお医者さんを探しました。
僕はアサリが苦手です。1番最初にアサリを食べた時に砂が入っており、その食感と味が受け付けなくてそれ以降苦手になってしまいました。それと同じように、最初の体験はその後の印象が大きく変わってしまうので、辛いのは避けなければなりません。なので初めての検査は、実績が多い先生に診てもらうことが今後のためにも大切です。
この時は不安と戦いながら血なまこになり、東京にお住まいならココ!!という病院を二件ほど見つけたので、記事の最後に紹介します。
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で、腕が良い先生の内視鏡の予約は早くて1ヶ月後、遅くて2ヶ月後とかになります。運が良くて1~3週間後ぐらいです。しかし、この病気があるかもしれないという状態の中で1、2ヶ月も過ごすのは相当きついです。僕は予約して日程が決まっていましたが耐えきれず、日程を早めれないか電話をしたところ翌日にキャンセル出て空いているというので電話の翌日にお願いしました。
下剤 「モビプレップ」を飲む
検査の下準備に必要な下剤はもらっていたので、前日は20時までにご飯を済ませ、お通じを良くする薬を飲んで寝ました。診察自体は14:30 からだったので、翌日に起きて9:30になったら「モビプレップ」という下剤を1リットル飲みました。
(モビプレップを実際に飲んでいる時の写真)
モビプレップの裏側に書いてありますが、これを便が透明になるまで数時間かけてゆっくり飲みます。Twitter で調べると、下剤を飲むのは味的にも量的にも大変という声が多く見受けられます。
実際にモビプレップを飲んでみた感想は、ポカリに微量の薬を混ぜたような味。不味すぎて途中でギブアップしたという声を耳にしたものの、自分はお薬が入っているポカリという印象でゴクゴク飲めました。
実際に下剤を飲んでいる時は暇なので、この動画を見ながら飲んでました。
「下剤を飲んでる人を観ながら下剤を飲む」ということをしたのですが、この人、大腸ガンかもしれないのに動画を撮ってるってどんなメンタルだよw と観てて笑っちゃいました。(精神的にはとても助かりました。ありがとうございます。)
これから下剤を飲む方のために飲みやすさに繋がったことを紹介しておくと、下剤は前日に作っておき、冷蔵庫に冷やしておくと飲みやすくて良いです。後、自分はストローで飲みました。味が口の中に広がらないのでオススメです。
それで飲み続けていると、最終的には自分のお尻から水が出ているような感覚になります。滅多にない感覚で辛くなる方もいそうですが、いっそのこと腸内洗浄をして綺麗になっていると思いましょう。
6~7回ぐらいトイレの往復を済ませて完全に便が出切ったら病院へ。家から病院まで30分近くあって、道中漏れそうなシーンが何回かありました。たとえ漏れたとしても外からわかるほどではないですが、念の為変えのパンツを持っていくと良いでしょう。
いよいよ大腸の内視鏡検査へ
病院に着いたらいよいよ検査へ。まずはお尻に穴の空いたパンツに着替えてからベットに横になり、点滴を受けて前の人が終わるのを待っていました。ドキドキしすぎて血圧を測った時に、看護婦さんに「緊張していますか?w」と言われました。それはするでしょうに。
いよいよ僕の番になったら収納スペースから運び出されて診察室へ。先生と挨拶を交わし、検査が始まりました。
これは重要情報ですが、最初にゼリー状のものを肛門付近に塗られた後に、指をけつ穴にズボッと入れられて周辺をグリグリされます。急にやられるとビックリするのでこれは知っておいた方が良いですね。不思議な感覚でした。
そして内視鏡です。僕は鎮静剤の使用に承諾していたので、カメラの挿入前に鎮静剤を利用してもらいました。すぐに眠りにつくのかな?と思ったのですが、寝るまでは行かず、ぼーっとしている状態でした。実際にカメラが大腸の中に入っている様子をモニターで見ながら、「大腸や、、変なのないと良いな..」 と思っている内に特に痛みなく終わりました。体感は10分も掛かっていなかったです。
検査が終了した後は、元いたスペースに再度運ばれて安静にしました。鎮静剤を使用していたため安静にする必要があり、30分ほど経った後、先生から検査結果を聞きました。
「先生、結果は...」
ポリープや癌は無かったです!!!!!!!良かった!!
ですが、直腸部分に炎症が見つかった(直腸炎)とのことで、病理検査に出しますと言われました。
ガン細胞の有無や、腸の指定難病である疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)かどうかを判別するためにも炎症の一部を摂り、別の機関に渡して組織の状態を見てもらうのです。
とりあえずは、大腸ガンではないという事が分かって一安心。検査の結果によっては、難病の可能性もあるのですが。。
病理検査の結果が出るのが約2週間後なので、2週間後にまた結果を聞きに行くことになりました。
そして2週間後、結果を聞くと一過性の炎症だった事がわかりました。なぜ直腸炎になるのかと聞くと、便を出す時に勢いよく踏ん張ると炎症のきっかけになるらしいです。勢いよく踏ん張るのは心当たりがありますが、やさしく踏ん張るのも難しい。。でも大きな病気じゃなくてよかったです。
検査を受けて特にポリープがなかった場合、5年ほどは受けなくて良いらしいです。次に受けるのは30歳とか35歳とかの節目で良いと。
全く痛みがなかったので、また節目に受けてみようと思います。
以上、大腸の内視鏡をした際のレポートでした。
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