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映画からイギリスの歴史に触れる【エリザベス1世】

こんぺこ~
ぺこらです。本日は、映画からイギリスの歴史に触れる第2弾!
エリザベス1世を扱った2作をご紹介します。エリザベス1世といえば、ヘンリ8世とアン・ブーリンの間に生まれ、イギリスを繁栄に導いた処女王(ヴァージンクィーン)として有名ですね。

彼女は、生涯結婚せず、子孫を設けませんでした。その為、エリザベス1世でテューダー朝は終わりを迎えます。そんなエリザベス1世の苦悩、強さ、決断、なぜ彼女は結婚をしなかったのかなどどちらも彼女のことを素晴らしく描いている作品ですので、是非ご覧ください。
※母親のアン・ブーリンと父親のヘンリ8世については「映画からイギリスの歴史に触れる【アン・ブーリン】」や「あなたの知らないイギリス【離婚問題】」でも触れていますので参考にしてみてくださいね。

『エリザベス』(1998年公開)

エリザベス1世が処女王となるまでの物語を知りたい方におすすめ!

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[画像引用]

初心者おすすめ度:★★★★☆

制作:イギリス・アメリカ合作
作中年代:1554年~
概要:本作は、王位継承者として生まれるも庶子として虐げられてきたエリザベスが女王として君臨し、ひとりの女性から女王としての決意を固めるまでの物語。
1554年、異母姉であり熱心なカトリックであった前女王メアリ1世は子孫を残さずに逝去。その後、それまで庶子として育てられていたエリザベスに王位継承権が移ります。しかし、彼女は、イングランド国教会を設立した父ヘンリ8世同様プロテスタントでした。カトリックの女王からプロテスタントの女王に代わったことで生まれるカトリックとプロテスタントの対立。
また、若き女王との結婚を望む者も各国から現れ、エリザベスは婚約者問題にも頭を悩ませていきます。しかし、彼女の心の中にいたのは、幼い頃からの恋人ロバート・ダドリーだけ……。果たして、彼女はどのように女王として国を治めていくのか。必見です。

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(2007年公開)


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(C)2007 Universal Studios. All Rights Reserved.

初心者おすすめ度:★★★★★

制作:イギリス・アメリカ合作
作中年代:1585年~
概要:『エリザベス』と同じスタッフキャストで作られた『エリザベス』の続編。なんですが、順番は特に気にしなくても楽しめます。即位したばかりの人間らしさの残るエリザベスを見たいのなら前作の『エリザベス』、強く輝かしい女王を見たいなら『エリザベス:ゴールデン・エイジ』でしょうか。

今回キーとなる人物はイギリスにタバコを持ち込んだ男、ウォルター・ローリーとエリザベスの侍女ベス(エリザベス)。エリザベス1世は、自身と同じ名前でありながら若くて美しいベスに自らを重ね、心の奥底では嫉妬しながらも誰よりも彼女を大切にしていました。まるで、自らの歩めなかった人生を彼女に託すかのように。
ウォルター、ベス、エリザベス1世の関係性は見ていてとてもハラハラします。他の男性とは違うウォルターとエリザベス1世との駆け引き。言葉のひとつひとつからそれぞれの立場と本心が見え隠れしています。
また、エリザベス1世といえばスペイン艦隊アルマダとの海戦。戦いのシーンはそれほど長くはないもののエリザベス1世の強さと強運が垣間見えます。個人的には、占星術師との会話がとても良かったですね。

今回は、エリザベス1世に関する映画2本をご紹介しました。
エリザベス1世はイギリスの歴史の中でも激推しな人物なので、是非今回の2作が皆様の興味を惹くきっかけになれば幸いです。
ではでは~

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