<今週の主要統計・イベント(6/10~6/17)>
先週は、カナダが利下げに踏み切り、ECBがこれに続きました。
今週は、11~12日にFOMCが、13~14日に日銀の金融政策決定会合が開かれます。いずれも政策金利の変更はない見通しですが、利下げ・利上げの動向に最も注目が集まる1週間となりそうです。
先週の一連の雇用関連指標でJOLTS求人件数やADP雇用統計は労働需給の緩和が示された一方で、雇用統計では底堅さが示され、先行きを読む困難さが浮き彫りとなりました。
注目統計としては、今週は5月のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)が発表されます。いずれも物価上昇幅は先月よりも鈍化するとの予想ですが、上振れすれば市場の期待を削ぐことになり、株価への影響は避けられません。