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小島ゆり(松江藩御抱え塗師12代目)
2023年3月3日 23:26
紙面上では、平安時代中頃の三色紙の和歌の散らし書きが、余白の美の源流なのかなあ。「継色紙(つぎしきし)」(伝小野道風)・「寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)」(伝紀貫之)・「升色紙(ますしきし)」(伝藤原行成)は三色紙とよばれ、平安時代中頃(11世紀後半頃)の名筆。万葉集や古今和歌集など和歌を、散らし書きにしたもの。「継色紙」『万葉集』『古今和歌集』等の古歌を集めた未詳私撰集の写本断簡