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博物館のこと「東武動物公園」

2月11日 晴れ
ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園

ぶっちゃけ言いますと、昭和レトロな遊園地と動物園を組み合わせたような施設です。ここの所有者は東武鉄道なので名称に「東武」とついてます。民間企業(東武グループ関連企業)の動物園と思われます。公営じゃないから利益出さないといけない。そういった理由で遊園地も併設してると考えると、施設(遊園地+動物園)の管理運営費はバカにならないことがわかります。

最寄り駅は「東武動物公園駅」。東武伊勢崎線ですね。ふたつの自治体(白岡市と南埼玉郡の宮代町)にまたがるレジャーランド。約61haって広いのか狭いのか(数学苦手)。両サイド合わせて61ha。開園は1981年。まだ50年経ってないですが、あと7〜8年ほどすれば50周年を迎えます。それでも私は「昭和レトロな」って書いてるのは直感です。
当日は並ぶのが嫌で、電子チケットを取りました。目的は動物園サイドの見学でしたので、日付指定券だけ購入して、遊園地サイドは今回スルーさせていただきました。連れは絶叫大好き系ですが私がダメなので(ディズニー行ったときは乗ったけど)。
水上木製のジェットコースター(レジーナⅡ)にでも乗せるべきだったかな?

入園口は東西の2箇所。駅から行く場合は東口から、車で行く場合は西口からの入園が楽。遊園地は東側、動物園は西側。目的に応じて使い分けると移動の手間が省けます。国営武蔵丘陵森林公園(入園口4箇所、約308ha)に比べると1/5ほどの広さしかありませんが、それでも東西口にないときついのかも。
紙の案内マップのほか「デジタルマップ」が利用できます。なくても特に問題ありませんが、迷ったときはちょっと大変。無料での配布はなくて、入園してからスマホで二次元コード(デジタルマップ)を読み取って表示させるか、売店で紙(たしか1部10円)のマップを購入するかしか手元に置く方法はありません。
迷っても「東か西」どっちかに行けば外に出られるんじゃ? って言ってはいけません。

上にも書きましたとおり、目的は動物園サイドの見学。動物園サイドに入った瞬間に特有の雰囲気が出てきます。記載は印象に残ったモノになります。遊園地サイドの賑やかな音楽は遠くに消えて、動物たちの世界が目の前に…

・ホワイトタイガー/ベンガルトラ

まちで見かける東武動物公園のポスターに載ってるの、おそらくこの子じゃないかと思います。広々とした部屋の中でのーんびり日向ぼっこ。眩しかったのか、凛々しい顔が「眩しいヨォ」ってなってました。ベンガルトラは絶滅危惧種(EN)で、ベンガルトラとホワイトタイガーは同じ種のようです。私もまったく違うものだと思ってたんですが、ベンガルトラの白い色素がもっと白くなった(?)のがホワイトタイガーなんだそうです。縞模様が茶色とか?
そして展示されてた子(スカイという名前)は、膝蓋骨内包脱臼だというのです。

※絶滅危惧種(EN)…近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの

眩しいヨォ…

ほかにもアフリカゾウ、ワオキツネザル、ペンギン、小動物のふれあいコーナー(ヒヨコは鳥インフルエンザの影響で閉鎖)、バードコーナー、カピバラとリスザルが同じ空間にいたことに驚いたり、爬虫類はいないのかな? って探し回ったり(ワニだけ発見できました)、いろいろ見て回りました。展示パネルの解説、絶滅危惧種かどうかの記載、体調管理に対する記載、展示はされてないけど類縁種の紹介など、生態を楽しく学べる解説がたくさん。
鳥インフルエンザの影響で閉鎖されてる箇所がいくつかあったのは残念でしたが、影響がなかったへビクイワシ、フクロウなどはそのまま公開されてました。こちらはだいじょうぶだったようです。

・なぞのばしょ

園内を歩き回ってる最中、人の列があったので並んでみました。動物園サイドにアトラクションはないのに、この列はなにごと?? なにか貴重な動物の展示でもするのかな? と思ったんですがチラシなどはなく。しばらく待ってると列が動き出して、ステッカーをもらいました。これは…!

新・アカゲザル展示場。

なにやら作業中のスペースに通されました。明らかに「工事中」の場所を抜けた先にあったのが、新しいサル山でした。こちら3月20日に「あかげ365」(アカゲザルのサル山)としてオープンするようです。
職員に「写真撮影可能」と言われたので、滅多に、いや今後絶対撮れないだろうと思われるアングルで何枚か記録用に撮らせてもらいました。これはラッキーだったかもしれません。
展示された気分で外の景色を撮れるんですよ? 滅多にない貴重体験だったもんで、うおーすげー! って言いながらぐるっと一周。
ちなみに3月20日にはサルたちが入るので、ヒトが中に入ることはもうできません。

ここをサルたちが駆け回る。
新しいサル山展示の下から。高い壁が聳え立つ。

上野動物園みたいにいろいろ詰め込み型じゃなかったから、こちらもそれほど疲れた印象はなく。ペンギン、ふれあいコーナーの動物は多かったけど、大型動物は基本的に1〜2頭くらいしかいなくて、少数に目を向ければよく、目も疲れませんでした。

レジャー施設の中で売ってた人形焼きのようなお好み焼きと、人形焼きのようなカスタードまんを購入。「トラの顔したのあったよね?」ふたりでパーク内をもう一周して探して、ようやく発見。
ふたつ食べたら、いい感じにお腹ふくれました。片方お好み焼きだもんねえ…

中は「お好み焼き」。これひとつでお腹いっぱい。
中は「カスタードクリーム」。モチモチやわらかい生地。

ひっさしぶりの動物園。何年ぶりでしょう?
昔のようなワクワクドキドキはなぜか起こりませんでしたが、新しいサル山に入ったときはテンション上がりましたね。「ここをサルたちが走り回るんですって!」でっかい岩山をバックに連れと一緒に写真撮ってもらったり、「私たちあそこから見るんだよね!」と展示された気分(サル山は柵とか堀とかの役割をしてるのが壁)になったりして「展示される気分(擬似体験)」を味わうこともできました。絶滅危惧種をどう守るか、ただの「見せ物」じゃなくて「学び」につなげるのも動物園の役割なんですね。

文章としてはもう少しまとめたんですが、3,000字超えるのでやめておきます。つらいでしょ、3,000字なんて読むの。

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