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「歌詞」ではなく「音程」の偏りが好き? #3000字に込めた偏愛

すんません、またお邪魔させていただきます。

偏愛って「常に肌身離さず持ってなきゃいけない」わけじゃないと思ってます。
特に目立った収集癖、私の中ではバランスタイプ以外ありませんでした。

これ、偏愛1回目のやつです。

今度のはゲームではなく音楽です。いや「」かな。
知らない音楽を耳にした時、私は「歌詞」よりも先に「音程」が気になって仕方ないタイプなようです。でも絶対音感があるわけじゃなくて。なので「不協和音」だとか「合ってない和音」がどういうものなのかよくわかってません。
こいつ吹奏楽部だったくせにマジかよ、と言われても仕方ありません。私、実はきれいに聴こえる和音の追求ってしたことないんです。「1本に聴こえるように!」とは散々言われてたのにこのザマですよ。だから県大会も行けなかったんだろうなって今になって思いました。
いや、吹奏楽が嫌いなわけじゃなくて。楽譜は読めますが、パーカッションだとちょっときついです。

なんで歌詞じゃなくて音や音程なのか?
通常の音にフラット(♭)とかシャープ(#)とかつけて「半音だけ上げ下げする」で伝わりますか。譜面に「♭」や「#」が所狭しと並んでるのは眺めてるのは好き、吹くのは混乱するけど好きでした。
実は私もよくわかんないんですけど「好きな音程」みたいなのがあって。音程っていうか「音」そのものっていうか。言葉で表せないな、これなんて言うんですか?
好きな曲だったり、ぜんぜん聴かない曲だったりしてるから「推し」とはまた違うんですけども。

アーティストの曲でいえば
King Gnuの「一途」「Slumberland」の一部とか、
Official髭男dismの「Cry Baby」のサビ中間の転調後とか、
ZARDの「かけがえのないもの」のサビ直前の音とか。

謎ですよね。

 ──

・ZARD「かけがえのないもの」
サビ直前の下がってく音

聞き流しちゃうタイプの「後ろで鳴ってる音」なんですけど、よく聞けばわかります。周りがうるさくないからなんですけども。
子供の頃から「ここ…?(にこにこ)」ってなってまして、これを聴きたいがために母親と買い物に行くなどしてたくらいです。出かけるの嫌いだったんですけど、あの音「だけ」が聴きたくて。
SARD UNDERGROUND(ZARDの後継?みたいなグループ)も歌ってるそうですが、私は原曲派なので彼女たちのはちょっと抵抗あって聴けてません。

・Official髭男dism「Cry Baby」
サビ中間『不安定な心を肩に預け合いながら』の音

転調ばかりすること(?)で有名らしいこの曲。マイナーに入ったりメジャーに戻ったりで混乱します。きっとコードは迷子(いい意味で)なんだと思ってます…
転調ばっかりだと途中でずっこける印象があったんですけど「Cry Baby」はそんなことなかったです。ずっこけたらリリースできないですもんね。
この転調、どうやら「作曲中にピアノ間違えた」と言うではありませんか。うわーすげー。

・King Gnu「Slumberland」
大サビに入る直前の下がってく音

常田さんが静かーに盛り上げてく最後のところ。この後ろで鳴ってる音です。口ずさんでると絶対聞き逃すタイプのアレです。
実はコードが気になっちゃって調べてみたら、King Gnuの前身「Srv.Vinciかの「PPL」という曲が「Slumberland」の元である、というところまで行きつきました。でもまだ聴いてません。

・King Gnu「一途」
サビ中間『届け届けと血を巡らせて』の『て』の音

部分的すぎてわかんないパート1。
言い表しようのない「これはなんだ」感が強かったものです。
どうってことない「ふつうの音」のはずなんですけど……変な音域でもないし、すいすい進んでるから、全体として聴くとあっという間に過ぎ去っちゃう。
たぶんね、どっかに同じ音ありますよ。

・WANDS「白く染まれ」
サビ中間『かかえきれない こんな夜には』の『は』の音


部分的すぎてわかんないパート2。
未発表曲です。でもアルバムには入ってます。カラオケにもあります。何回か私も歌ってます。
この……ここの『こんな夜には』の部分の音も好きですけど、中でも『は』はダントツ。なんでなのかはよくわかりません。でも好き。これも説明ができない……というか適切な表現が出てきません。助けて。

・Acid Black Cherry「ジグソー」
Bサビ終わり『か弱い人間なのです』の『か弱い』の音

アルバム「Q.E.D.」に収録されてる全英詞のほうじゃなくて、シングルとしての「ジグソー」です。こっちは日本語版。どっちも音程は同じなんですけども。
これも言い表しができないタイプのやつです。ほんとわけわからんですね。でも好きなんですもん、音が。

・福山雅治「はつ恋」
Cメロ『もう一度 あの日のように 人を愛する ことなど出来るの?』の音(Cメロって言い方で合ってますか?)

実は私が福山雅治さんに興味を持った曲がこの「はつ恋」でした。これも言い表せない「もの」が漂いまくってます。カラオケで歌って、ちゃんと音が出せたら気分いいやつです。
女性が福山雅治、しかも「はつ恋」かよってよく言われるんですけど、別にいいじゃないですか。なに歌ったって。

 ──

載せた順番はテキトーです。上にあるからよく聴いてるとか、真ん中だから微妙とかってわけじゃないです。リピート率高いのは「一途」だし、髭ダンの「Cry Baby」はそもそもプレイリスト入りも果たしてません。

なんだろ、この言い表しようのない感情は。
「理解できないレベル」すぎてわかんないのあると思うんですけど、冒頭でも書きましたけど歌詞より音の人だから、歌詞より先に音(音程)を聴くから「○○って曲の『○○○○』の歌詞って深いよね」みたいな話されても「そうですね〜(ごめん、わからん!)」ってなっちゃう。
こんな人、私以外にいるのかしら。
「あ、なんとなくわかる!」ってなった方、きっと同志に違いありません。

以上、歌詞より音程派の人でした。

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