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図書館のこと「毛呂山町立図書館(公共図書館)」

10月15日 雨のち晴れ
毛呂山町立図書館

「お宝発見! リサイクル祭り」があったので行ってきました。簡単にいうと「図書館まつり」があったからですね。コロナ禍になってから自粛してたのを、復活させたそうです。
来てくれたお礼(?)にと、青ゆずを2ついただきました。薬味で使わせていただきます。

図書館を訪れた方、全員に配ってました。

本を利用者に譲ったり、切り絵したり、布で絵本を作ったり、紙芝居したり、おはなし会をしたり。もちろん貸出返却は通常通りで、いつもよりにぎやかな雰囲気でした。まあぜんぶを職員だけでやるのは当然無理な話だから、おはなし会とか切り絵とかの指導は、職員だけでは手が足りないからボランティアさんも駆けつけて、わいわいとやってました。
私が行ったときはすでに作業を始めてて「今から参加もなあ…」って思って、結局参加せず。毎月の決まった日に作業しにきてるボランティアさんで、著作権法に引っかからない範囲で複製本(布の絵本など)を作ってます。
著作権法に引っかからないギリギリのラインを見極めるのって大変そうだけど、すっごく楽しそう。できあがった作品も飾ってあって、売っててもおかしくないできばえ。ひとつもらってきたかった(無理ってやつです)。

2階の視聴覚室を開放して開催してたリサイクル祭り。そりゃ廃棄するにもお金かかります。まとめて譲渡できる施設もそんなにない。版が変わりまくって、最新版の中身と差が激しくなったものが出されると思うんですけど、実用書以外にも文庫本、小説、YA(ヤングアダルト)向けの本、絵本に図鑑にCD(図書館は本以外のものも収集してます)に……昔懐かしいものがあったり、明らかに「3年以内に出版したようなやつ」もあったりで(たぶんこれは利用者からの寄贈だと思う)、ほんとに「お宝発見」って感じでした。しかも館内閲覧限定(レファレンス資料)のものまであったんで、場所の問題なのかもなぁとも考えちゃいました。この図書館、狭いからね。
捨てるより、誰かに譲って使ってもらうほうがいい。絵本や児童書などはお子さんのいる家庭にはとってもありがたいんじゃないかと。だからこの催しはほんとにグッジョブだと思ってます。
あ、そうそう。読み聞かせって「こども」以外でも楽しめるんですよ。活字ばっかりで目が疲れるよーと感じる方は、絵本という手もあります。

どれでも好きな本(除籍済み)を持っていっていいと打ち出していたので、私も4冊ほど持ち帰らせてもらいました。なんで4冊だけなのか、それは荷物が重いからです。
思った以上に人がいて、話し声も聞こえて、楽しそうな雰囲気で。ふだんの図書館は静かだけど、こういうときくらいは賑わってたっていいんです。図書館は「本を通して人が交わる」そういうところだと思ってるので。

図書館情報学に関わる2冊。右の本はお世話になりっぱなしだったやつ。
速読・速解の技術と川端康成全集。

司書課程で何度もお世話になった本(久保照巳「《改訂版》図書館司書という仕事」ぺりかん社)が除籍されてるじゃないの! 除籍しちゃったんだ…となぜかちょっと悲しくなり。図書館が手放すならと、思わず手に取ってました。
川端康成全集は直感でした。スリーブに入ってるってだけで、勝手な想像ですけど貴重なんじゃないかと……「眠れる美女」は収録されてないだけど、「伊豆の踊り子」「雪国」は入ってました。これは時間あるときにゆっくり読みたいです。

これとは別に「ふだん見られない非公開の場所を館長が案内します」というツアーをやってて。実は閉架書庫が見てみたい! というのが真の目的でありました。そこまで広くない図書館だから、閉架書庫はあっても広くないんだろう…と。
事務室の奥にある閉架書庫①、立ち入り禁止区域とまわって、来ましたよ2階の閉架書庫②。自動書庫でした。かっこええ動き方してて、本もたくさん詰まってました。鎖を解いてボタン押すと「…………(かすかな機会音を立ててゆっくりと動く)」って横スライドして。ここだけ近未来的な施設なのかと思いました。
版が新しくなったり、出版年が相当古いものだったりする本は情報もそれなりに古い(現役で使えるやつはあるんですが)。新しいものを入れると公開書架がパンクしちゃうから、検索機で資料請求レシート打ち出して「お願いします」って頼むんですよ。そうすると、司書さんが閉架書庫から持ってきてくれます。どこの図書館でもこれは同じ。
半年前くらいに本を借りに行ったときに「2階の閉架書庫が故障した」ってことがあって、目当ての本が借りられなかったことがあったんです。出版年はそうでもないけど、公開書架に置くほどでもない本に用事がありました。たしか直すのに1週間くらいかかったのかな、ようやく本が出せるようになって。これ直らなかったらどうするつもりだったんだろう…?
帰り際、案内してくれた館長に「実は…」と急ぎめでつくったプライベート用の名刺を渡してきましたら、2階の事務室に導かれて、あれやこれやと話を聞かせてくれました。賃金の話だとか、業務の話だとか。現状を語る人が目の前で話すもんだから、私はなんも言わずに「そうなんですか」と相槌ばっかりで、図書館サービス概論の最終レポートでお願いしたアンケートのお礼を、すっかり忘れてしまったのです。
ちなみにこの名刺、図書館総合展にも持っていきました。

11時くらいに着いて、気づけば14時くらいまで館内にいました。お祭り参加に加えて「本探しと調べものしに行く」目的もあったからだけど、だいたい約3時間。粘ったね私。課題で取り上げた本の書誌情報も見てきたし、目当ての本(絵本)も見つけられたし、大収穫だったからオールオッケー。
お祭りをじゅうぶん満喫した私は、その足でラーメン屋さんに行きました。

私ね、ここのラーメン(中華そば)大好きなんですよ。スープがおいしいのもあるんですけど、中華そばに「ゆず」がトッピングされてるんです。

うつしたときは姿が見えなかった。

冬期は「黄色いあの子」です。この時期は「青いあの子」。たぶん、どのメニュー選んでも「ゆず」入ってきます。
で、いつも頼むのは「チャーシューワンタン麺」。この日も変えずに同じもの。麺1.5倍(ワンタン麺が大盛りにできない理由はこれかも)にワンタン10個くらい、チャーシュー4枚+たまごです。これで1,250円。1杯で大満足の量であります。

本を4冊ゲットできたし、おひとり様で中華そばも食べられたし、満足した10月半ばでした。
お昼はここの中華そば食べるって決めてたから、イングリッシュガーデンにちょっとずつ近づいてるはずの庭を見てくるのも忘れました。

いただいたサポートは「自分探し(できてないけど)」のために使わせていただければなぁと思ってます。