新婚夫婦、家を買う。 難航する家探しを救った、ウルカモの売り出し通知の話
2022年2月にサービスを開始してから、売り出し前の住まいが100件以上投稿されるサービスへと成長したウルカモ。それから1ヶ月強の時間が経った3月末に、サービス初となる成約事例が誕生しました。
住まいの売主は、ウルカモを運営する株式会社ツクルバのCOO、北原。投稿と同時に集まったたくさんのラブコールに後押しされる形で売却を決心したところ、ウルカモ経由でオープンルーム初日にいらしたご夫婦がすぐに申し込みを決め、成約にいたったのです。
売主と買主が直接マッチングすることによって生まれる「新しい不動産購入のカタチ」について、物件を購入された佐藤一幸さま、千尋さまご夫婦を中目黒の現・北原邸にお招きしてお話を聞きました。
「金太郎飴」な物件じゃ物足りない
ーー おふたりが住まいの購入を検討し始めたきっかけを教えてください。
一幸さん:結婚を機に、一緒に暮らす家を探すことになったんです。ただ、最初は賃貸を検討していたのですが、想定していた予算の範囲内でなかなか条件を満たすところが見つけられなくて。
予算を満たす物件の内覧にも行きましたが、平米数や間取りが足りなかったり、駅から遠かったりと、どうしても要件とのギャップが気になって決められないという状態が続いていました。
ーー 最初から購入ありきで探していたわけではないのですね。
一幸さん:不動産購入に関してはなにぶん経験も知識もないので、不安しかありませんでしたね。やはり高額な買い物ですし、いざ買うとしても10年のスパンで売ることを前提に考えることになるので、本当に売れるのだろうかということも気になるポイントでした。
千尋さん:特に新築となると、高いお金を出してまで買う価値を見出せなかったですね。私たちはどちらも内装にこだわりがある方なのですが、新築だとテイストの選択肢が少ないことを不満に感じていたんです。夫も、新築マンションの間取りや内装をみて「金太郎飴みたいだね」って(笑)
一幸さん:万人受けを狙ったような画一的な内装よりも、床材やキッチンタイルといった細かなパーツに宿る個性を通じて住む人たちのこだわりを満たしてくれる住まいの方が僕たちは好きなんだなと気づきました。
妻も僕もカウカモのアプリを結婚前からずっと見ていたので、中古リノベ物件の自由な内装に憧れていたのかもしれませんね。
ウルカモには売主さんの個性まで映っている
ーー 賃貸を軸に探されていたおふたりが、ウルカモでこの住まいに出会うまでのいきさつについて教えてください。
千尋さん:カウカモのアプリのお知らせでウルカモのリリースを知り、売り出し前の住まいを誰よりも早く見られるのはいいなと思ってさっそく会員登録しました。
サイトの見た目もスタイリッシュで、おしゃれな住まいが集まっているのと同時に、カウカモで見る物件とはちがっていい意味での「手垢感」が感じられるのも新鮮でした。
ーー「手垢感」というのは面白い表現ですね。
一幸さん:たとえば、写真に映っている家具ひとつをとっても、それは売主さんが実際に選んで使っているものですし、その人のライフスタイルや暮らしに込めたこだわりが投稿から見えてくる。「誰かが住んでいる」ことを通して物件を眺めるという体験が新しかったです。
千尋さん:個別のページを見ると、売主さんのコメントが見られるのが良いですよね。住まいのどこを気に入っているのか、どんな暮らし方をしているのか、売主さんの「人となり」が伝わってくるような気がして、見ているだけで楽しいなと思いました。
ーー そういう個性に惹かれてこの住まいにも「買うかも」の意思表示をされたのですか?
一幸さん:そうですね。もちろん、中目黒というロケーションだったり庭付き物件だったり、スペック面の魅力も抜群によかったです。60平米台の専用庭とか、最初は何かの間違いかと思いました(笑) でも同じくらい、お部屋の雰囲気から感じる北原さん(売主・ツクルバCOO)のライフスタイルにも魅力を感じました。
千尋さん:写真を見ながら「このソファーいいね」「天井に鳥(※模型)が飛んでるね」とか二人で話してたよね(笑) テンションが上がって、気づいたら「スキ」と「買うかも」のどちらも押していました。
「この人から家を引き継ぎたい」と思えた
ーー ウルカモから物件の売り出し通知が届いた時は?
千尋さん:夫がすぐに「あの家が売りに出されたよ! XXXX万円かぁ」とコメント付きでメールを転送してきました。まだまだ実購入のイメージまで持てていなかった段階だったので、額面を見た時にびくびくしてしまって。
一幸さん:ただ、ちょうど賃貸探しに消耗していたタイミングでもあり、借りるという選択肢に対して後ろ向きになり始めてもいたんです。「このままいい家が見つかるまでずっと別々に暮らしていくのかな......」なんてことも頭をよぎるくらいで。
そんな時に売り出し通知が届いて、内見ファストパス(ウルカモ経由で優先的に内見できる権利)もあるし、とりあえず見に行こうかと。
ーー 内見いただいてからどのように心境が変わりましたか?
千尋さん:夫がとにかく舞い上がってしまって(笑)購入意向があやふやだった状態から一気に「この家を買いたい!」モードに切り替わっていたので、気が早いなぁと思って見ていました。
一幸さん:内見時はお宅訪問番組のリポーターになった気分で(笑) 北原さんから直接この家をリノベした時のこだわりを聞いたり、インテリアを隅々まで見たりしているうちに、「自分だったらこの家にどう暮らそう?」という妄想がムクムクと大きくなりましたね。
ーー 先ほど投稿から伝わる「人となり」に惹かれたという話もありましたが、売主とのマッチングが契約を後押ししたところもありますか?
千尋さん:それは間違いなくあります。北原さんがご自身でリノベされた時の話を事細かに話してくださったおかげで、自分たち夫婦にもぴったりフィットする住まいだということはその場で理解できました。
なによりご家族の雰囲気がよくて、最終的には私も「この人から買いたい」「この人の家を引き継ぎたい」という気持ちになりました。
一幸さん:本棚に並んだ書籍とかを拝見して、興味関心が似ているかもしれないと思ったりもしましたし、売主さんへの共感と住まいへの関心は想像した以上に重なっているのかもしれませんね。
北原(売主・ツクルバCOO):売主側としても、結婚まもない頃にここに移り住んだ僕たちとおふたりの境遇がすごく似ているなと思って。ビジネスライクな関係というよりも、知り合いに直接お勧めするような感覚で案内することができました。
ウルカモで事前に「買うかも」のアピールをしてくださっていたからこそ、普通の内見対応よりも親近感・安心感を覚えることができたのかもしれません。
「内見ファストパス」があってよかった
ーー おふたりは最初に内見したこちらの物件をすぐに契約されたとのことですが、スピーディーに事が進んだ背景について教えてください。
千尋さん:翌週にはこの家がカウカモに掲載されると聞いていたので、そしたらたくさん内見希望があるだろうなと思って即決しました。せっかく自分たちはウルカモの内見ファストパスというアドバンテージを手にしているので、他に申し込みが入る前に決めてしまおうと。
あとは、契約までの流れをウルカモスタッフの永田さんとエージェントの井ノ口さんがエスコートしてくださったことが大きかったです。ローンのこと、リセールバリューのことなど、豊富な知識でひとつひとつ丁寧に説明してくれたので、購入初心者の不安もなくなっていきましたね。
ーー それはよかったですね。北原さんも、まさか内見一号で成約に至るとは思ってなかったのでは?
北原:オープンルーム初日にいらした方に申し込みまでいただけたことは、売主としてもすごく嬉しかったですね。僕は持ち家を売却するのが2回目なのですが、前に売った時には売却が決まるまで1年もかかってかなり大変な思いをしたんです。
でも今回はフィーリングがぴったり合う方と早々にマッチングできた。これも、「売り出す前に買い手が見える」ウルカモならではの体験なのかなと思います。
ーー おふたりでこの家に移り住んだら、どのように暮らそうと思っていますか?
一幸さん:僕は外出するのが好きなタイプなのですが、ここに暮らしたら家で過ごす時間が長くなるかもなんて話を妻としています。何度も写真を見返して、「やっぱこの家いいなー」とか、「在宅ワークがはかどりそう」とか、今から妄想するのが楽しいですね。
千尋さん:夏は庭に出てビールを飲みたいね、とかね。
北原:夏は暑いですよ。春がいちばん気持ちいいです。
住まいをお探しの方へ
ウルカモは住まいをお持ちの方と住まいをお探しの方をマッチングする「中古不動産のソーシャルマーケット」です。
気に入る住まいが見つかったら、「スキ」「買うかも」のリアクションを。あなたのリアクションが、売却を検討している住まい手さんの、売り出しを後押しするかもしれません。
リアクションをした住まいが、実際に売り出された場合はメールでお知らせ。いちはやく販売情報を確認したり、内見するチャンスを得られます。詳細は下記のボタンから公式ガイド記事をご覧ください。