しつけについて(その3)こころの成長
そして、今回は童心主義(児童中心主義)について。
それと児童中心主義と似ている【放任主義】
児童中心主義と放任主義の違い。
児童中心主義と放任主義ともに、子どもたちの自己決定力を重視する点で共通しているが、放任主義は子どもたちが自ら決定力を発揮できるような指導や支援を行わない。という違いがある。
こどもに指導や支援をしないというか、こどものこころの成長を待つというスタイルのことだ。
これが、なかなか待てない。
周囲の目や環境が待ってくれない。
時間に余裕がない。
最近の育児書には「しからない育て方」「ほめて育てる」などが多く出版されている。
ここで注意してもらいたいのが、外国で流行っている育児や外国人の著者の育児書は、日本の風土に合わない場合がある。
動画のなかで、言っているのはエビデンス(証拠)には、前提条件があると。
外国の育児書の内容の前提条件は、【しつけ・道徳心が希薄な環境】である。周囲の環境自体も【児童中心主義】的で、寛容である事が多い。
しかし日本では、【しつけ・道徳心が強い環境】だから、なかなか放任主義は難しい。こどものこころの成長するまでの時間的な余裕も少ない。周囲のしつけの目が厳しいのもある。
厳格主義や学歴主義の反省を踏まえて、こども中心の教育にシフトしている親も多くいるが、放任主義での教育より、自己判断の選択肢がある児童中心主義の教育の方が望ましい、そしてある程度のしつけも必要である。
日本は、日本独自のハイブリッドな教育が必要な時期にきている。
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