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引き出し、引き出される関係

人間関係やコミュニケーションにおいて、

プライベートでも、仕事においても、

自分が大事にしていることは、

関わる方の思いや考えを引き出すこと。

引き出すという表現は、少し偉そうに聞こえるかもしれなが、

相手をコントロールしたいということではない。

上からモノが言いたいという気持ちもない。

なぜ引き出したいと思うのかというと、

やはり、つながりを深めたいから。

つながろうとする時、

私は比較的、他の方より人に対してウエルカムであるが、

お相手は、そうではない場合もたくさんある。

それはただ、つながるための時間のかかり方が違うだけで、

お互いに諦めさえしなければ、

最終的にはつながることができると思っている。

人見知りが悪いことだとは全く思わない。

私としては、つながることに時間がかかるお相手だとしても、

きっと何か自分とは違うものを持っていると思えるので、

早くそれを引き出せるようにしたいと思うのです。

だから、お相手の距離感に合わせるし、

お相手が安心して会話をしてもらえるように、

惜しみなく協力する。

もちろん、私のことがダメな人もいると思う。

簡単には諦めないが、結果としてつながることが出来なかったということもある。

それはそれで受けとめればいいと思う。


基本は明るく楽しい雰囲気の方がお相手も話しやすくなると思うので、

そうなるように心がける。

私の場合は、ツッコミ型コミュニケーションがベースとなるが、

少しずつ、お相手の話を聞かせてもらえると、

その会話から今度は私がインスパイアされて、何かを引き出される。

引き出し、引き出される感覚。

お相手にとっても、自分にとっても良いことだと思っている。

最初は私が引き出し役だとしても、

知らないうちに私も引き出されていて、

お相手に自分の思いや考えを自然に伝えていた、

聞いてもらっていた、ということはよくあります。


仕事においても、

会社の各事業を統括する立場をさせて頂いているが、

私の場合は、

役職というより、役割という感覚で、

上に立つというイメージではない。

どちらかというと下から支えるというイメージ。

それが、私に任せるとこういうやり方になります!

という自分のスタイル。

良いか悪いかは会社が判断すること。

ビジネス本に書いているようなリーダー像を

真似したり心がけたりすることは誰にでもできるけど、

それだけでは自分に任せていただけた意味がない。

私は、

引き出し、引き出される関係の中で、

仕事に関する色んな質を上げていくことを

一緒にやっていきたいと思うのです。


新婚さんいらっしゃい!という番組がある。

昔からこの番組の雰囲気がとても好きだ。

番組のタイトル通り、新婚さんを招いて司会の方達が

色んなことを聞いていき、色んなことを引き出し、

みんなで笑い合う。

時には司会者が椅子ごとこけるリアクションをとり、

場を盛り上げたりする。

なんだか幸せだなと思う。

桂文枝さんから、藤井隆さんに司会が交代する時、

ちょっと、自分に声がかからないかなと、

本気で思った。

あんな雰囲気で、仕事もプライベートも、

初めて会う人たちと会話をしていけたらなと思っている。


引き出し、引き出される関係。

関わる全ての人にそうありたいと思っています。

目指したいイメージ








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