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初心者脱却!ドミニオン完全攻略【拡張編】

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ドミニオン完全攻略【拡張編】はドミニオンの各拡張のギミックや、主要カード戦術などを紹介します。 基本的セットのカードや、ドミニオンの基本的な考え方はこちら(https://not…
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#ボードゲーム

初心者脱却!ドミニオン完全攻略【拡張編】

こちらは「ドミニオン完全攻略」の拡張編です。各拡張の抑えておきたいポイントや強いカード、戦術などを紹介します。ゆっくり更新予定。 基本セットのカードや、ドミニオンのベーシックな考え方、戦術などはこちらをご参照ください。 新規カードを見るために拡張紹介 関連リンク基本セットとベーシックな考え方、主要戦術はこちら 記事全体はこちら https://note.com/urihari/m/m38783f53d2dc

ドミニオンカード解説:城塞

効果自体は普通の村、ただし廃棄されたときに手札に戻ってくるという変わった効果を持つ。 村系としての役割は村の項目で説明しているから省略するとして、廃棄時効果に着目したい。基本的に城塞は廃棄材として非常に優秀である。改築と組み合わせることで6まで取れるだけでなく、改良でも5コストのカードを取ることができる。この5-6コストは工房で取れないコスト帯なので(城塞こそ必要だが)1枚のカードで獲得できるのは破格。そのほかにも弟子と組み合わせて大量ドローしたりと4というそこそこ高いコス

ドミニオンカード解説:倉庫

デッキを3枚掘れるカード。地下貯蔵庫や倉庫のように手札入れ替えに特化したカードはルーターと呼ばれている。 特定のカードを引いてきたい戦術において非常に優秀。特に引き切り系のデッキでは村と鍛冶屋を揃えたり、序盤の圧縮カードを使いまわしたりでき非常に優秀。また倉庫で要らないカードだけを捨てているのなら、たとえデッキを引ききらなくても山札リシャッフル直前で止めることで、疑似的な引き切りを作ることができることは覚えておこう。 また荒れ場は捨てたいカードが多いので倉庫が活躍しやすい

ドミニオンイベント解説:掘進

僅か2コストで銀貨を獲得できるイベント。購入権もついているので1ターンにお金の許す限り購入が可能。 鍛冶屋をステロのようなドローステロ全般を強化するイベント。細かく買えるため名品よりも使い勝手がよく、お手軽にデッキを強くすることができる。特に5金など本来のステロでは弱いターンでも銀銀のような購入ができるのが強い。2-3コストのドローカードがあると4-5金でドローカード+銀貨のように購入できるのも偉い。 ただし名品と同じく銀貨多めのステロにはなるためドローカードは必須。ハン

ドミニオンランドマーク解説:噴水

銅貨10枚で15点。達成の有無で属州2.5枚相当の点数差がつくので無視するのは難しい。 噴水がある場合余程のことがない限り銅貨の廃棄はしないほうがいい。そうすれば基本的に初期デッキには銅貨が7枚あるので、3枚獲得すれば良い計算になる。問題なのはいつどうやって銅貨を獲得するかだ。 一番シンプルな答えは購入権を増やす事だ。購入権を増やすことで買いたいものを購入しつつ、銅貨も増やすことができる。ここで覚えておきたい事は銅貨を早く買いすぎないことだ。銅貨購入はデッキを弱くする行為

ドミニオンカード解説:念視の泉

念視の泉はドミニオン屈指の強力なドローカードです。+1アクションがついていながら2ドローは当たり前、多い時には10枚以上引くこともできるカードです。 念視の泉はアクションカードがめくれ続ける限り何枚でも手札に加えることができるので、デッキのほとんどをアクションカードにしてしまえば大量に引くことができます。 そのため念視の泉は初期デッキをすべて廃棄するようなデッキと相性がよく、他のドローがなくても念視の泉だけでデッキを引ききることすら可能です。 念視の泉の強い条件初期デッ

ドミニオンカード解説:資料庫

3枚見て1ターンに1枚づつ手札に入れるカード。 プレイしたターンこそ手札が増えないが、以降2ターンに渡って手札を増やしてくれるのがシンプルに強力。手札に加えるカードも選べるので、今必要なカードを手札に加えることができ無駄がない。 また3枚見て残りを脇においておく効果もポイント。回転力が高いのは言うまでもなく、一時的に2〜3枚のカードがデッキから取り除かれるため擬似的な圧縮にもなる。無圧縮でも資料庫を連打すれば引ききることだって可能だ。 総じて資料庫は雑に入れても仕事をす

ドミニオンカード解説:大君主

でっかくなったはみ出し者。とはいってもはみ出し者とは比べ物にならないパワーを持つ強力なカードだ。 なんといっても5コストを使える点が非常に強力。序盤は衛兵や屑屋のような圧縮カードを使いつつ、圧縮が済んだ後半は研究所やワイルドハントといったドローカードとして使用することができる。他にも金量を出したりアクション権を増やしたりと状況に応じて効果を使い分けることも可能。どんな状況でも腐らない一枚。 そして8負債なので初手から購入することが可能なのが大君主の強い点だ。だれしも強い5

ギミック解説:負債

負債は文字通りお金を前借りして購入をし、あとで返すギミックです。負債コストを持ったカードと負債トークンが存在します。負債コストは赤茶色の六角形で表現されます。 ルール 「負債コスト」を持つカード(イベント)を購入したプレイヤーは、購入時に負債コストと同額の負債トークンを得る。 負債トークンを持っているプレイヤーは購入ができなくなる。 負債トークンを持っているプレイヤーは、自分の購入フェイズ中に負債トークン一つにつき1金払うことにより負債トークンを返すことができる。

ドミニオン完全攻略:帝国

帝国は10段目の拡張です。支払いを後回しにできる負債コストとそのトークン、特定の条件を満たすことで勝利点を得ることができるランドマークが初登場。他にもイベント、勝利点トークンが再登場したほか、一つの山が5枚-5枚の2種類で構成されたカードも登場。拡張の特色としてランドスケープと勝利点の影響力が高く、まっすぐに属州を目指すゲームというよりは対戦相手と対話しながら有利を築いて行くゲームになりがちだ。ボードゲームっぽいゲーム体験をしたい人にはオススメの拡張だ。 ギミック解説カード

ドミニオンカード解説:ワイン商

5コストで4金で1購入と大きめの出力を出す事ができるカード。しかし2金余らせないとデッキに戻すことは出来ない。購入権持ちのカードではあるので、多少コスパが悪くても買わなければいけない時もあるが、お得に使うなら使うために一工夫するのが良い。 代表的な使い方に序盤の金量のジャンプアップがある。相続や拡張のような高コストのカードに3週目からアクセスしたい時に、1枚で4金を出してくれるワイン商は心強い味方になるだろう。ワイン商が再び使えるのはしばらく先かもしれないので、7-8金出す

ドミニオンカード解説:物乞い

わずか2金で3金を出せるカード。もちろんデメリットがないわけもなく、銅貨3枚の形で出力される。ドミニオンにおいて銅貨3枚手札に入るのは大きなデメリットなので、上手いこと回避しないといけないだろう。 基本的に物乞いは終盤の金量ブーストとして使うことになる。ゲーム終盤なら銅貨が入ったデッキが再び入ることもないので使うデメリットも最小に抑えられるだろう。次の周回が弱そうだなと思ったタイミングや、8金出ないときに直接手札に入れるなどして使うのがよいだろう。自分のデッキがステロだろう

ドミニオンカード解説:肉屋

財源を用いてカードを改築できるカード。 どんな時でも取り敢えず財源を2つ獲得できるのが強く、手札に廃棄したいカードが無くても腐ることはない。 基本的には屋敷を有効牌に変えつつ財源を貯めるのが主な役割だ。屋敷を銀貨やコンポパーツに変えつつ財源を集めよう。こうして溜まった財源は別のデッキパーツや属州を買うための蓄えとなる。 終盤は高コストカードを属州に変換することもできる。改築と大きく違うのは財源さえあれは5コストを属州にすることもできる点だ。5コストのカードを中盤までは普通

ドミニオンカード解説:名品

効果自体は3金の銅貨。もちろん本体は購入した時の過払い効果だ。一度の購入で銀貨が複数枚入ってくるのはシンプルに強く、銀貨が強い荒場はもちろん属州を狙っていくステロでも殆どの場合購入することになるだろう。多くの銀貨が入ることで金量が上がるだけでなく、デッキ内の財宝比率が上がることで勝利点を買った後も粘り強く戦っていくことができる。 問題はいくらで名品を買うかだ。もっとも一般的な金額は7だ。名品を買うなら銀貨が4枚以上取れるタイミングで買いたい。6金以下で買うのはあまり強くない