ドミニオンカード解説：大君主
でっかくなったはみ出し者。とはいってもはみ出し者とは比べ物にならないパワーを持つ強力なカードだ。
なんといっても5コストを使える点が非常に強力。序盤は衛兵や屑屋のような圧縮カードを使いつつ、圧縮が済んだ後半は研究所やワイルドハントといったドローカードとして使用することができる。他にも金量を出したりアクション権を増やしたりと状況に応じて効果を使い分けることも可能。どんな状況でも腐らない一枚。
そして8負債なので初手から購入することが可能なのが大君主の強い点だ。だれしも強い5金のカードを初手で買いたいと思ったことは一度や二度ではないはず。それを実現してくれるのが大君主だ。通常の初手5金と違って1負債を2週目に持ち込んでしまうが、後半の使い分けも考えると初手5金と比べて劣っているわけでもないだろう。
初手に限らず負債コストであるため、負債さえ抱えていなければいつでも買えるのも長所だ。デッキによっては３、４金で欲しいものがなく、仕方なく銀貨を買うこともある。そうした時に大君主を買うことで、購入パスターンを作らずにデッキを成長させることができる。
基本的に強い大君主だが、過信しすぎには注意。大君主は買いやすくついつい買ってしまうが、打ちたいアクションそのものを買う方が必要な金量は少ない。時には購入をパスして次のターンに必要なアクションカードそのものを買った方がいいときもある。また大君主はサプライに該当カードがなくなってしまうとそのカードとしては使えない。狩猟団のような人気カードは現物を購入した方がいいだろう。
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