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DS『逆転検事』感想

格好いい御剣さんタイムの始まりです(プレッシャーが凄い)。

プロローグ

葉桜院で巻き起こった綾里家の骨肉の争いが終結して1ヶ月。海外出張から帰国した検事・御剣怜侍が自身の執務室で目にしたのは、一人の男の死体だった。
多少のトラブルはあれ無事に事件を解決して安堵したのも束の間。室内で3本足のカラスのマークが描かれたカードを発見したことから、御剣は2日前のフライトで巻き込まれた国際捜査官殺人事件から既に事は動いていると直感する。
御剣の一番の部下である糸鋸圭介、国際検事として巨大な密輸組織を追う狩魔冥と、同じ密輸組織を追いながらも検事を毛嫌いする国際捜査官の狼士龍。そして、企業の不正の証拠を盗み出し世間に公表するのをモットーにする義賊ヤタガラスの2代目を自称する少女・一条美雲
彼ら彼女らと共に辿り着いた激動の5日間の果てで、天才検事は“法”と“正義”の答えを見つけられるのか――。

◆開発:カプコン
◆発売:カプコン
◆ジャンル:推理アドベンチャー
◆発売日:2009年5月28日

始めに

WiiU VC版『逆転裁判』『逆転裁判2』『逆転裁判3』をクリアし、次にDS版の『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2 Best Price!』『逆転裁判3 Best Price!』も踏破し、次にプレイしたのは『逆転裁判』シリーズのスピンオフであるタイトル作、『逆転検事』です。
当初はナンバリングされてる物を先に全部こなしてからスピンオフを……と考えてましたが、本作の時系列が『3』が終わって1ヶ月後・『4』で一気に7年くらい時間が飛ぶとのことでしたので、物語の区切り的に続編含めてこっちを先にこなした方が得策かなとプレイに至りました。
ちなみに調べてる最中に「先に逆裁4~6やると逆検2のネタバレ食らうぞ」という警告も。まだ後半作に触れてないので嘘か本当かは分かりませんが、まあ間に挟むタイミングとしてはちょうどいいと信じて『逆転検事』『逆転検事2』→『逆転裁判4~6』の流れで進めるつもりです。

さて物語、面白かったです、とても。
逆裁本編で御剣さんの好感度がぎゅんぎゅん上がってた&『逆裁3』で御剣さん操作が最愛キャラ決定打になったのもあり、御剣さんをずっと動かせる本作はとても楽しみにしてました。最初操作方法に戸惑ってたのも今では良い思い出です。


本感想は『逆転裁判』シリーズのプレイを前提にしています。

①チャート:まあまずジャンル名違うしね

ストーリーは全5話。こちらも逆裁同様、現在攻略しているストーリーをクリアしないと次話に進めない順次開放型になっています。
そんな各話の流れとしては、

プロローグムービー→事件発生→現場を捜査し手がかりを見つける(捜査パート)→現場にて証人の証言から嘘や矛盾を見つける(対決パート)→捜査パートと対決パートを繰り返す→《対決パート》で真犯人を立証する→ゲームクリア&次エピソードへ

こんな感じ。
ぱっと見逆裁シリーズと一緒の進め方ですがなるほど君視点の100%テキストで進んでいた逆裁と違い、

  • 御剣さんにも立ち絵がある(第三者視点)

  • 《捜査パート》(※逆裁の《探偵パート》)ではRPGみたいにドットアイコン風な小さな御剣さんを動かしてフィールドを歩き回る

  • 裁判所に移行する《法廷パート》が無い(《対決パート》がその代わり)

とあって、物を調べて人と話してフラグを立てていくのは同じでも、実際にプレイしてみると逆裁よりもシンプルな印象を持ちました。
……たぶん法廷で真犯人が判明し行き当たりばったり同然で推理&逆転するんじゃなく、順番に論理的に推理し組み立てていく王道探偵もの(主人公検事だけど)に近いからじゃないかなーと思います。あと基本的に各話は1日で事件発生~事件解決までさせるので《法廷パート》のようなどでかいどんでん返しが少ない。

あ、取説には書いてませんが「Lボタン+Rボタン+SELECTボタン+STARTボタン」ですぐにタイトル画面に戻れます! ミスりまくった最終話後半は滅茶苦茶使ってました。

②システム / 捜査パート:ちっちゃい皆可愛い

《捜査パート》は逆裁シリーズの《探偵パート》のポジションですが、100%なるほど君視点のテキストノベルタイプだったのに対し、本作では小さなドット絵アイコンの御剣さんをRPGキャラのように動かし、執務室や飛行機といった所で様々なアイテムや人を調べて事件の捜査をしていきます。
この画面がですね、背景もキャラもドット絵が細かく作り込まれてて地味に見応え有り。ていうかドット絵好きの心が滅茶苦茶擽られるんですよね。御剣さん始め各キャラクターのちゃんと頭身あって、シンプルながらも表情もしっかり分かるくらい明確且つ可愛く、しかも皆普通のイラスト立ち絵でもやる仕種(腕組みしたり鞭構えたり)を会話に合わせて細かく動くのがとても癒される。可愛いしか出てこない。ちなみに御剣さんが逆裁でもよくやる腕組み&指トントンや指突きつけをやった時はちょっと感動すらしました。ちなみに私のお気に入りドットバージョンは美雲ちゃん。彼女のぴょんぴょんジャンプと人質に取られた時の「うあー」みたいな顔してるやつがとてもツボ。

そんなドット御剣さんの動かし方も、下画面にある移動パネルをタッチまたはスライドするとペンで触れた方向に向かって移動するRPG風。また死体や証拠品、そこに立っているキャラ等に近付くと《調べる》《話す》のパネルが表示されます。

《調べる》は移動画面内でテキストだけ表示され完結するものと、逆裁の《調べる》のように一枚絵で表示される《ポイント捜査》の2種類があり、後者の操作方法はこれまたDS版の逆裁と一緒で気になる部分にスコープを当てて詳細を調べる形です。
この時、本作では新要素の一つとして《ポイント捜査》の画面と手持ちの証拠品とで矛盾している箇所がある時、上画面に《推理》のパネルが出てきます。このパネルが表示中の時に証拠品と矛盾してる箇所にスコープを当てて《推理》を押す→証拠品を選んで決定・指摘すると、御剣さんの新規ボイスと共に矛盾点の詳細と新しい情報を入手出来るように。これが初めて出た時は「えっ難しそう」と不安になりましたが、違和感ある箇所は御剣さん達が大体提示してくれるし、手持ちの証拠品とじっくり見比べたら分かることがほとんどなので、本気で悩んだのもたぶん1回くらいでしたね。

《話す》は逆裁と同じで下部に出てくる選択肢をぽちぽち選んで話を聞きます。《つきつける》も同様にこの場面で選べます。皆も検事バッジを突きつけよう(ただし《人物ファイル》は突きつけ不可)。
ここで「おっ」となったのが〈パートナー〉の存在。逆裁では真宵ちゃんや春美ちゃんが傍にいても立ち絵が表示されない限り彼女らに話しかけられなかったんですが、『逆転検事』では下画面の移動パネルの横に現在同行しているキャラの顔パネルが出ており、これがある時はいつでもそのキャラに話しかけることが出来るように。しかも捜査状況によって《話す》の選択肢が増えたり新しい証拠品をすぐ突きつけて反応確認出来たりとなかなか便利でそして楽しい。パートナーは御剣さんの後ろを着いてくるので尚のこと可愛い。基本可愛いしかない。

ちなみに通常のフィールド捜査とは少し変わった《情報再現》というものもあります。
捜査で得た情報を集めると当時の犯行現場を擬似的に再現できるモードで美雲ちゃんが「やろう!」と機械(名称ぬすみちゃん)を操作すると発生するプチイベントです。ここで再現された人物や物は通常同様に調べられ、その調査中に手持ちの情報と食い違うと分かると都度状態を更新して実際の現場に近付け、本当の犯行はこんな風に行われたと判明するまで繰り返していきます。この時現実の場所と違う&科学捜査っぽくするためか背景が緑になるの、初見ではちょっとビビりました。被害者と犯人のシルエットだけ映るのもなかなかシュール。タイホ君のシルエットは更にシュールそして再現状況が状況だけに地味に怖い。

あ、証拠品をリストで見られる《法廷記録》は御剣さんが主人公で法廷には出ないので《捜査手帳》に名前を変えています。またDS新規作とあってか『逆転裁判 蘇る逆転』のように、物によっては拡大縮小・回転して詳細確認可能な仕様にチェンジされててテンション上がりました。

最後に逆裁シリーズと異にすると分かる要素が《ロジック》です。
なるほど君が主人公の『逆転裁判』はハッタリと閃きが主でしたが、対して御剣さんが主人公の『逆転検事』では超論理的。
現場で次々と得られる情報の中で、関連性があると考えた2つをタッチし《まとめる》パネルを押すとその場で「犯人は○○のために✕✕をしたのではないか」と仮説を組み立てたり「犯人は□□の方法で脱出した」と疑問の答えを出したりして捜査を進展させていきます。
この《ロジック》の良いところはストーリーに沿ってきっちり物事を筋道立てて御剣さんが考えてくれるのでプレイヤーも情報整理がしやすく、何より御剣さん頭良いなと天才検事の頭脳明晰さを体験できるところ。《対決パート》でも頭良いなと(特に終盤)ずっと思ってましたが、自分で操作出来るのもあって一番彼の頭脳を体感したシステムでもありました。

ちなみに本作は『逆裁2』『3』と同様ゲージがあり(※今作では《真相ゲージ》とちょっと名前が違う)、ミスを繰り返すとゲームオーバーになります。《捜査パート》・《対決パート》で突きつける証拠品や選択肢を間違うのは元より、《ロジック》でも組み合わせを間違えると減少してしまうのでそこは注意が必要です。
まあ《ロジック》の組み合わせは簡単ですし(間違わないと言わない)、もし減っても《捜査パート》クリアでゲージ半分が回復する上、《捜査パート》と《対決》パートは頻繁に切り替わるので回復する機会が多いのでそこまで焦る必要は無し。サイコ・ロックよりはずっと楽ですね。

上記操作は全てボタン操作で行えますが、各場所に固定されている物・人までキャラを動かして調べるとなるとボタンよりタッチペンの方がやりやすかったです。時々どうしても調整が利かなくて目当ての品と《調べる》の判定がズレることがありましたがそこまで気にならず……というかシステムや演出が諸々大幅に変わったせいか《対決パート》も含めて色々画面が切り替わる時にちょっとしたラグ? コンマ単位でしょうが全体的に動作がかくついて遅いんですよね。本当に一秒にも満たない遅さですけど、逆裁は滅茶苦茶スムーズなのでその辺はちょっと目立ってました。長考で自然にページ送り等がゆっくりになってる状態では気になりませんが、ひたすら《つきつける》を選んだり推理が簡単な時にはなかなかもどかしかったです。

余談。
逆検では《捜査パート》でも基本御剣さんの立ち絵が出てくるので、なるほど君よりも物人問わず調査対象にどんな感情を抱いているのかがとても分かりやすいのが嬉しかったです。キャラの表情が分かるのってこんな有難いんですね。なるほど君の不可解さってやっぱ立ち絵無くて表情が全く分からないのも一因なんだなとしみじみ思いました(メイン主人公に対してこの言い草)。

③システム / 対決パート:やってる事は同じだけど法廷じゃない、それだけで新鮮

《対決パート》は逆裁シリーズの《法廷パート》と同じでやる事は一緒です。名前が違うのは御剣さんが証人達と対峙するのが全て事件現場やその周辺だから。

そのため逆裁では証言内容によってその場に登場するキャラが弁護士(アシスト役の真宵ちゃんor春美ちゃんor千尋さん含む)・検事・証人・裁判長と固定されてるが故にある種落ち着いて(?)尋問できましたが、現場には当然そりゃもう人がいるので、御剣さんと証人以外……イトノコ刑事美雲ちゃん冥さん狼さん真犯人以外の容疑者複数名も尋問中にナチュラルに加わり、下手すると裁判中よりはちゃめちゃに賑やかだし皆揃ってはちゃめちゃに動く。それはもう凄く動く。もうモーション乱舞って感じで台詞ウィンドウとキャラを見る往復運動で色々と忙しないです(楽しい)。尋問中でも一画面に御剣さん+美雲ちゃんとか容疑者二人が揃って出るのもしょっちゅうですしね。そういう意味でも逆裁では無かった賑やかっぷり。

私は逆裁よりもパワーアップしてる気がする御剣さんの肩竦めて「ヤレヤレ……」してるモーションが「うわああ逆裁では何も感じなかったのに今回凄く神経逆撫でしてくる~でも格好いいし様になる~腹立つしムカつく~好き~~」と感情反復横跳びさせられたのもあって一番好きです。次点で好きなのは御剣さんと美雲ちゃん・冥さんが揃って腕組みポーズしてるところ。

《対決パート》は最終話の怒濤のラッシュ以外は多少のミスはあってもリカバリーできる程度でそれほど難しくはなかったですね、最終話以外は。御剣さんの頭の良さに追いつけなくなるのは最終話ですね。原因は大体空飛ぶ人間(3回目)と○○運動のせい。

最初の尋問BGMと《捜査パート》のBGMが大好きです。

④ストーリー:たった5日間で殺人事件に4件遭遇するし誘拐もされるある種のRTA🐦

『逆転裁判4』が未プレイなので正確には分かりませんが、『4』の理由が理由故に『逆転検事』には作中の時間経過にほとんど猶予が無く? そのせいで見出し通り犯罪RTAとでも名付けたくなるくらいの超短期間で御剣さんが事件に巻き込まれまくってます。しかも5日間連続で(※最終話途中で日付を跨ぐ)。
しかも正確な時系列順で話が進んでないからちょっと分かりにくいけど、

帰国中のフライトで殺人事件発生(※犯人扱いされて拘束もされる)(第2話)→飛行機内の殺人事件解決直後に誘拐事件の身代金配達人を頼まれ、結果後頭部殴打されて御剣さんも誘拐されるし殺人事件にも遭遇(第3話)→事件解決してやっと自分の執務室に帰ってきたら死体が転がってる(第1話)→ヤタガラスの予告上のために大使館を訪れ殺人事件発生(第5話)
※第4話は7年前の話

せめて1日くらい休みあげられなかったのだろうか……。ていうか御剣さんよく体力もメンタルも保ったな。そして同一人物ではないとはいえ犯人は御剣さんの公私圏内に死体突っ込むのいい加減やめよう!?(by『蘇る逆転』)(取説であらすじ読んだ時頭抱えた) 無印~『3』を経て御剣さんの精神強くなったといってもプレイヤーは別です。普通に心臓に悪いです。ついでにタイホ君はガチで心臓に悪いです。あと狩魔検事本人と狩魔検事の話を持ち出してくるキャラ達の発言は心が痛いです。めっちゃ皆御剣さんに当てつけてくるじゃーん。

そんな歩く死亡フラグ化苦労人の御剣さんが巻き込まれた事件の中心にあるのは、7年前に活動をやめた、企業の不正をマスコミに送りつけ真実を明らかにする義賊・ヤタガラスの存在と、密輸の目撃者が殺害される共通点を持ったKG-6号事件と呼ばれる10年前と7年前の事件でした。
各話の殺人事件の解決自体はそこまで難易度が高くないですが(最終話除く)上述したように物語が時系列順でないため、全体的な物語構成を初回プレイだけで理解しようとすると結構複雑。こんなに事件発生のスパンが短くしかも前後してるとは思わなかったので日付メモっておかなかったのを若干後悔しました。
ですがその分話の作り込みはしっかりしており、話を理解すれば入り組んだ物語に夢中になること間違いなし。最終話の後半123に入るともう呟き実況そっちのけでストーリー進めてました。「法の外で起こる裁けない事件」が治外法権の悪用なのも納得できるもので、そんな真犯人を如何に裁きの庭に引きずり込むか、『蘇る逆転』で隠蔽・捏造された証拠を取り扱った過去を持った御剣さんが正式に通されてない証拠品も含めて“法”と“正義”の在り方を自問するシーン……どれも手に汗握る展開で面白かったです。まあ大使館内でも日本国内に該当する場所で殺したのを立証出来ればイケんじゃね?を飛び越して「お前大使クビになったぜ!」の超荒技にはさすがに笑ったけども。権力って強い。

逆裁ではお馴染みの糸鋸刑事や冥ちゃんが出てくるのはもちろん嬉しかったですが、新キャラの美雲ちゃんと狼捜査官もとっても良かったです!

美雲ちゃんに関してはプレイ前は服装もあって真宵ちゃんの親戚かな?と思ってて案の定大外れしたのはまあ置いといて。綾里家ヒロインズとはまたベクトルが異なる元気溌剌っぷりと主人公(御剣さん)を強く信頼している姿がですね、なるほど君&真宵ちゃんや御剣さん&冥さんでは得られない新しい燃えを生み出してくれてですね……! しかも7年前に御剣さん冥さんイトノコ刑事と会ってたってのが凄く強い。黒い噂立てられる前の検事・御剣怜侍を知ってるってだけで結構な事なのに、父の死の真相を突き止めてくれて感謝出来るって……『蘇る逆転』を知る身としてはそれが本当に嬉しくて……。ヤタガラスの2代目を名乗る信念も、猪突猛進なところや大泥棒を目指す中でも脚立は脚立と言ったりちょこちょこ常識的な性格が垣間見えるのがとてもツボでした。《捜査パート》の美雲ちゃん可愛いよ。

狼捜査官はまず第一に立ち絵がどれもツボなんですよね……。手を合わせて伏し目がちになる表情、指をびしぃっ!と突きつけるポーズ、「何だとおおぉぉ!」と腕を引くポーズetc…ビジュアル自体は好みから外れてるのに立ち絵の尽くがとにかく良い。これだけで大半は許せるくらいはクリティカルヒット。
性格は最初は「検事なんて皆信用ならん。現場に来るな、法廷でお行儀良くロジックでもやってろ」なスタンスには『蘇る逆転』の捜査官を想起させますが、彼らよりもきっぱりはっきりからっと嫌ってくれるので逆に清々しくてそこまで胸は痛めませんでした。それに部下との信頼関係はしっかり築けてるしこちらに非があると認めればしっかりと謝罪をする割り切りの良さと潔さは見ていて気持ちがよく、何より味方にした時はとても心強い。
加えて「真相なんか二の次。容疑者は全員逮捕してやる!」なスタンスは「被告人は全員有罪」を掲げていた無印時代の御剣さんと数々の事件を乗り越えて『検事』の答えを見つけて成長した現在の御剣さんを改めて理解することができる良い立ち位置のキャラでした。『2』でも出てくれたら嬉しいなあ。

他にもなるほど君筆頭に、名前は出なくても逆裁を『3』までプレイしてたら「あっあの人」「おっこのネタあれじゃん」とくすっと来る小ネタもあり、中には茜ちゃんやオバチャンの再登場もあって既存プレイヤーはもれなくニコニコする嬉しい内容になってました。ただ茜ちゃんは出てくれたけど出番が少なかったので、願わくば『逆転検事2』ではもう少しがっつり出て欲しいです。『逆裁4』から本格的に出るって噂は聞いたけどどうか逆検でも出てほしい……!

終わりに

良作とは話に聞いていましたがその通りでした。シナリオ書いたのがタクシューさんじゃない別の人なので主に言い回し方面で「ああ別の人が書いた話だな」と時折物足りなく感じましたが、物語の構成的にすっと消化できる台詞の方が良いのかも。でないとたぶん栄養過多になる。

以上、DS『逆転検事』の感想でした。


P.S.
第3話『さらわれる逆転』でバンドーランド正門に行けるようになったらどうか右側の橋まで進んでください。テンション爆上がりしましょう。

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