"#8" 私は生きている。 ただ、それだけ。
【双極性障害】という病気は、気付くまで数年と言われますが
私は45歳の誕生日を迎えた直後に、正式に診断されました
21歳~45歳までのリアルを記載していきます
双極性障害による極端な状態で起こる問題
・「金銭問題」
・「人間関係問題」
・「引きこもり」
・「自殺」
鬱状態に落ちた私は30歳になった時には
ただ「生きている」だけだと思っていた
「金銭問題」
ただの自己満足で立ち上げた事業は
借金が残り「自己破産」となった
「人間関係問題」
事業に係わった方々や趣味などで集まっていた人は
私の前からいなくなった
古い友人も、関係性はフェードアウト
そして、誰もいなくなった
「引きこもり」
時間が無駄に過ぎていく
頭では分かっていても、何も出来ない
1年のブランク、再就職を100%拒絶
「自殺」
生きる事を拒絶したい気持ちが強くなった時
車ごと海へ・・・と思いながらも勇気が無く
彷徨いながら、結局家へ戻る
「私は生きている」ただ、それだけ
報道では「勝ち組・負け組」という言葉だけが踊り
その中で生きている人を見ていない
むしろ、見下しているだけ
面白いネタとして、見下す事が「エンタメ」という
当事者には、当事者の心があり
現実に「生きている人」なのです。
「個人を特定していないから、良いでしょ?」
そういう変わらない風潮の中で
私は、エンタメ報道によって、心の傷を深くしていくのでした
「アルバイト」
徒歩で行けるアルバイト先にはとても良くして頂きました
最低限必要な業務だけで、充分の給与を頂く事が出来ました
ただ、アルバイトは所詮アルバイトなので、なんの手当も無い
負け組の行きつく先は、「非正規労働者」というレッテル
レッテルは消せない過去になり
「職務経歴書」に残る 一生・・・・
アルバイトを18か月続けたところで
会社の組織改編に合わせて、移籍を求められ
結果、関連会社へ移籍
当時の部長権限にて、アルバイトから契約社員となりましたが
「非正規雇用」には変わりなく
「正社員」にはなれない現実は変わりません
~2001年当時
中途採用は、ブランクがあるとほぼ間違いなく
「書類審査」で落とされます
よほどの「高レベル資格」や「学歴」が必要でした
「面接」を受けることすら出来ない事は
精神的にツライものでした
「逃げ道」
非正規とはいえ、ある程度安定的な仕事と収入が得られる事で
しばらくは、ココを居場所にしようと考えた
「仮面を被る生き方」
ただ、生きる為「心に蓋」をする事が
「自己破産」後の生き方に繋がるのです
※自己破産の原因:SE兼IT派遣業で
負債を個人ではまかないきれず破産
(負債額およそ1500万円)
※双極性障害と診断されるまで、およそ13年