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ランジャタイに学ぶ反復の底力:Day 4

ふるめきしず香

私が知ったとき、ランジャタイはすでに売れ始めていました。
でもその前には、本人たちが「10年間すべっていた」と自称する
長い暗黒期間を過ごしています。

芸人仲間の間では早くから高いリスペクトを得て、
一部でカリスマ的な人気を集めていたものの
地上で広く受け入れられるにはほど遠く、
ライブではゼロ笑いも珍しくなかったといいます。

しかしそんなふうにすべり倒していた時代でも、
芸風を変えることなく
延々と自分たちの笑いをやり続けていたというのですから
強心臓ぶりがうかがえます。
(あるいはその時期に鍛えられたのかも)

それを物語る異次元のエピソードが
自宅で、自分たちだけがお客の、無観客ライブを月一で開催していたというもの。
そのためにわざわざチラシを作り、当日は二人で外で待ち合わせ、
終了後にはアンケートも書くという謎のこだわりよう。
会場(自宅)で見るのは、事前に録画した自分たちの新ネタです。
何をどうしたらそれをやろうという話になったのか想像もつきません。

コロナ禍を先取りしすぎたこの無観客ライブは、
10回ほどが開催されたところで
あまりにも(自分たちに)すべりすぎて自作アンケートの感想が険悪になり
終了したそうですが、
これを約一年も続けていたことが何より驚愕です。

実はランジャタイと同時期に別の芸人も好きになったのですが、
彼らは当時まだ映像や音声などアクセスできるコンテンツがあまりなかった。
それに比べてランジャタイは自分たちのYouTubeチャンネルを持ち、
漫才の舞台映像はもちろん、zoomを使った生配信やコラボ企画を
定期的にアップするなど
着々とコンテンツを増やしていました。
後追いをするときに、それまで蓄積されたコンテンツにさかのぼって触れられる
ということは、沼落ちを招く大きな原動力となります。
これもまた継続の力。
その「ランジャタイぽんぽこちゃんねる」は
ついに登録者数9万人を突破したばかりです。

3月3日にゲスト出演した「ぺこぱのオールナイトニッポンX」では、
ぺこぱの松井勇太(松陰寺)をして「ランジャタイの場合は、
まわりがランジャタイのスタイルに合わせる形で世に出てきているから、
出続けていたら多分、テレビ界が変わるぜ」と言わしめています。
異端が常識に変わる。
まさにそれが現実となりつつあります。

日本で生まれ育ったならば、学校でも家でも、
コツコツと続けることが大事だと教えられると思います。
にもかかわらず、成人して随分経つまで、
その本当の意味がわかっていませんでした。

たとえフォロワーが一人もいなくても、
いいねが一つもつかなくても、
繰り返すことによって実績ができる。
そして既成事実となったものを世の中は無視できなくなる。
そのことを身をもって証明したのが、ランジャタイだったのです。

子供に反復の重要性を教えたいご両親の皆さま、
ぜひランジャタイの漫才を見せてみてください。


<追記>
そんなランジャタイですが、
今年になって千鳥がMCをつとめる「相席食堂」のロケ企画で
伊藤さんがトレードマークのボブを角刈りにしました。

中学時代から自分で切っていたという「綾波レイ」ヘアとの訣別。
放送では一瞬のオチでしか映らない贅沢すぎる使いようでしたが
実は当日までのネタバレ防止&その後のために
ちゃんとボブのかつらを用意していて
2月15日のオンエア後は自らネタにしまくっています。
さらにYouTubeでは気がつけば、
仲間の芸人たちの目の前でかつらを外して角刈りを披露するという
びっくり動画がシリーズ化されていました。

自分のスタイルを続けていくためには
頑なに貫いてきたものをあっさりと捨てることも厭わない。
それを実践するランジャタイの説得力たるや。

いま教育界に最も必要なのはランジャタイかもしれません。


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ふるめきしず香
ジャタイペンです。