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移住10年目のフリーランス。ジブン株式会社の設立趣意書を書いてみた。

ジブン株式会社を経営するということ

もはや毎朝の日課となっている木下さんの配信。
ジブン株式会社の経営者として、まずは設立趣意書、定款を作りましょうというお話でした。


社会、経済には疎くて、文章を書くこともさほど得意ではない私にとってはなかなかハードルが上がってきました。ですが、ほかの木下ファミリーの方たちもこのnoteで公開されていたりして、とても参考にさせていただいています。
というわけで、考えてみたいと思います。
そもそもフリーランスの個人事業主で、生活すべてが仕事に通じる暮らし、そう思えば、自分がなんでこういうことをしているのかを言葉にすればいいことなんですよね。
農にまつわるあれこれ、こちらのコラムで連載しています。
良かったら読んでみてください★



設立趣意書

定住の地を求めてここに移住して以来、地域おこし協力隊として無我夢中で走ってきた3年を終えて、改めて自分に足りなかったこと、求めていたものを意識する機会を得ることができるようになりました。
ぼんやりと、だんだんと輪郭を認識できるようになり、同時に私の中で今までのいろんな違和感の原因も少しずつ理解できてきました。
そのきっかけは、この豊かな大地で、植物や鳥や虫などのあらゆる生き物と共に季節を感じ、そこで育まれる作物のありがたみを、言葉ではなく【感覚】で感じたことでした。
もともと、本業である菓子製造に使う素材を自分で育てたいということから始まった作物の栽培は、学びと発見の連続で、私はすっかり魅了されて探求心が尽きないようになりました。
肥料や農薬を使わずに育った大豆と米、稲に付いた野生の麹菌で味噌ができること、またその大豆と藁を使えばそれだけで納豆ができることを改めて経験し、昔ながらの人間の知恵や発見の上で発展を遂げてきた我々の生活というもの感じさせてくれました。
私たちはまさに、この地球の一部であり生かされているということ、まわりに存在するすべての自然物を軽視すべきではないということを強く感じています。
職を転々とした挙句、地方の集落に移住し、【半農半X】という生活は、今までのマジョリティからしたら社会に適応できなくて断絶された人間だというレッテルを張られていたでしょうし、現に何年か前には親戚から否定的な言葉を言われたりもしていましたが、私自身はこの生活がとても幸せで豊かなものであると日々感じており、むしろ社会の常識というものに縛られて窮屈な精神生活を強いらることには、違和感しかありませんでした。
子供の時からそのような教育を受け、大人に嫌われてはいけない、良い子だとほめられるように、学校の成績もそこそこに偏差値を保ち、当たり障りなく人とも付き合いも一応してきたものの、自分の本当の意志など認識できずに育ってきた人生だったのだと、ようやく気付きました。
違和感の原因は常に他人軸であったことなのでした。
失われた30年と言われた時代も終わろうとしている現在、新しい価値観を持って、本当の自由で幸せな暮らしはこういうことなのだということを、より多くの若い人たちと共有したいという思いで、ここにジブン株式会社を設立いたします。

設立の目的

一.自分軸で生きるということの体現
一.この地域の豊かな自然をより多くの人に感じてもらえる体験活動
一.体にも自然にも優しい食生活の提案
一.より良い素材、生産者直結の素材を使用した加工品の提供
一.自然の産物、昔ながらの知恵を見直し、人としての心身の健康を提唱
一.自分の内面を見つめなおす

経営方針

一.邪魔なものを排除するのではなく、世の中のすべては循環の中で成り立っているという思想を基本とする
一.自然や古い文化を大切にしながら、デジタル化など新しい文化も拒まず積極的に学び取り入れる
一.メディアや一部の報道に惑わされず、思考すること忘れない
一.収入は作るもの、時間の切り売りでお金を稼ぐことは少しずつ減らしていき、自分の資産を生かす知恵を工夫を模索し続ける
一.金儲けが目的ではないが、然るべきプライシング、自己の収入の確保に努める
一.魅力的な取り組みをしている人々と積極的に交流し、その知恵や行動に学びの姿勢を忘れない

追記

NISAも始めました。投資も程よく賢く適度に、活用してみたいと思います。


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