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移住10年目のフリーランス。帰省&同窓会で思うこと。

思えば自分で運転して帰省したのは初めてだ。
天気も良くて、東京はもう梅の花が咲いているのか、と驚きました。

新潟での移住生活の一部をコラムに連載しています。よかったらこちらもご覧下さい☆




基本的にはあまり実家は居心地のよい場所とは思っておらず、地元にも友だちはほとんどおらず、なので頻繁に帰省する方ではありません。
何年か前、SNSで私を見つけてくれた中学の同級生がメッセージをくれて、彼女ともさほど仲が良かったわけでもないけど、お互いに投稿は見ていて、時々やり取りもあったのでいたので、だんだん身近に感じるようになっていました。
彼女の旦那さんも同級生のT君だとのことで、2人と可愛いワンコたちの暮らしぶりをいつも微笑ましく見ていました。
そんな2人から、同窓会のお誘いがあったのです。
卒業して35年。
何度か、他の同級生からはお誘いを頂いたこともあったけど、あまり気乗りもしなかったので出たことはなかったのです。
でも今回は、彼女たち夫婦になんとなく会いたくなって、仕事も落ち着いているので参加することにしました。
東京に行くときはだいたい新幹線で早期予約の割引を利用するのですが、今回はそれに間に合わなかったこともあり、たまには運転して実家に戻ることにしました。

道中、可愛いお風呂やさんの看板にほっこりしました。

ハトの湯。気になります。


私は、子供のころを思い出して『あの頃は良かったなあ、楽しかったなあ』と思うことはほとんどなく、『大人になれて良かった』という気持ちの方が強く、昔を懐かしむということがほとんどありません。
別にいじめられてた訳ではないし、学校でもまあまあ普通にやっていたし、成績も悪い方ではありませんでした。
でも、あの頃の自分がそもそもあんまり好きではなく、学校でもなんとなく違和感を感じながら本当の自分を出せずにいたような気がします。
だから同窓会といっても、久しぶりに会う同級生たちと何を話して良いのかとか、戸惑いも実はけっこうあり、緊張もありました。
実家に車を置いて、電車で2駅の、きらびやかな夜の繁華街へ足を踏み入れると、都会の匂いを感じました。その匂いはなんだかとても懐かしかった。

東京の郊外の町ですが、ものすごく開発も進みたくさんの人々が行き交っていて、ああ、これが東京だなぁとそれはそれでそれも懐かしい感じでした。

さて、本題の同窓会、お店に入ると懐かしい何人かの顔ぶれと、思い出せないたくさんの人たちで、やや戸惑う私。
参加者40人あまり。
『うひちゃーん、久しぶり!代わらないね~!!』と話しかけてくれる人に向かって、『えっと、どなたですか?』とやや失礼な私。
でも名前を聞いて話し始めると、だんだんと当時の記憶がよみがえって来るものですね。

こちらはこんな感じなのに、いろんな人から、『変わらないね』、『会えると思ってなかったから久しぶりに会えて嬉しい』、『あの時一緒に遊びに行った事が楽しくて、今でもすごくよく覚えているんだよ』、などなど、みんなの口から出てくる言葉は肯定的で嬉しい言葉ばかりでとても暖かく、予想外に感無量な時間でした。
行く予定ではなかったのに二次会にまで行ってしまいましたが、話は尽きないものですね。

電車の時間も気になったので、みんなよりは少し早くおいとましたのですが、別れ際に今回誘ってくれた彼女に、少しばかりの感謝の気持ちに手土産(自分が作ったお米)を渡したのです。
そうしたらなんだかすごく喜んでくれて、『涙が出そう』と目をうるうるさせていて、こちらもまたまた胸が一杯になってしまったのでした。

『友だちなんていない』と思っていたけど、周りのみんなはこんなに暖かくて懐かしんでくれて、たくさんの笑顔が溢れていて、私の思い出は塗り替えられたみたいです。
はるばる来て良かったな、と心から感じた今回の同窓会でした。

また会うときも、みんなに幸せな顔で会えるように、仕事も生活もこれからももっと楽しんで行こうと、思いを新たに出来た話でした。

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