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気まぐれ日記。

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10日目。

10日目。

おはよう
おやすみ

ただいま
おかえり

それだけでよかったのに。
 
暑さに溶けた感情のせいで
好きな言葉さえ忘れてしまうの

幸せを求めて横になるのに
身体は深く沈むばかりで

あぁ。またこれか。

優しさなんてそこにはなくて
他人の期待は卑怯だ

壊れてしまえばいいのに
全部。
全部。

私を探さないで
私を作らないで
私を理解らないで
私をこれ以上

殺さないで。

忘れたものを
大事に

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9日目。

9日目。

糸を切ろうとすればするほど
結び目は固くなっていくの

引き摺ってでも
得ようとしたものは
本当にあなたを生かすものですか

離れていく感情に
流されたくない

あぁ

幸せって
自分で掴めるものですか

弱さを歌えば
誰か傍に居てくれるのですか

誰にも必要とされなくなった時
消えたいと願いました

願いが叶うことが
怖い

なんて。

愛は自分だけで
終わらせられないじゃないか

傲慢で自惚れ

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8日目。

8日目。

夢が夢で終わらない時間が
私の幸せでした

見知らぬ人と
同じ空間
同じ時間
過ごすのも悪くないね

あの日の自分はきっと
いつもより少しは綺麗だっただろうか

紫色の夢
白色の夢

見せてくれたリアルが
私を引っ張っていってくれる

もう
振り返らない

着いて行かなくてもいい
私は別の道を1人で進めばいい

2日間の幸せが
もう大丈夫だと教えてくれた

愛はひとつのかたちじゃない

私の愛は私

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7日目。

7日目。

呼吸と同じ量の溜息を吐く

床に転がった身体に
寄り添うことができなかった

寂寥感をつまらないと誤魔化した

あぁやっぱり
一度枯れた花は
元には戻らないじゃないか

今日は何回空を見ただろう

見ていないよ

心の余裕と
私の見る空の広さは
比例している

こんな時に傍に居るのは
雨だけだ

生きることへの執着が
薄れていくのを感じながら

もういい

もうこれ以上
息をしていても

好きな言

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6日目。

6日目。

誰にも嫌われたくない
違う
嫌われてもいい
他人には

だから
せめて自分の近くにいる君は
君だけは

嫌いにならないでほしい

独りがいいと言った時もあった
距離に線引きしないとだめな時もあった
信じられなくて傷つけた時も
大丈夫と嘘をついた時も

全部
自分なのに

それでも
好きでいてほしい

なんて
身勝手な願いも全部
消えてしまうのだろうな

声も
言葉も
そこに居た記憶も

泡になって

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5日目。

5日目。

忘れたいことばかり

心が加速して
息詰まる

あの時の言葉に嘘はなかったのに
薄れたそれは
まるではじめから嘘だったように

暖かく感じたものが
冷めていく感覚と

孤独

もし私が着いていくことが
あなたにとっての痛みなら
今すぐにでも立ち止まるのに

透けた心は
私には量れなくて

ごめんなさい

何も変わっていないことに
気づけなかった私を
どうか許してほしい

今日は
少しだけ生きること

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4日目。

4日目。

今日が空っぽな日でも
誰かはきっと頑張ってる日
誰かはきっと幸せな日

溜息と疲弊

濁した言葉を
綺麗にしてあげることができない
私は言葉を大切にできていますか

息をすることがやっとな日も
生きることを多く考えた日も
傷をつけた日も
全部思い出す今日が少しだけ苦手

明日が来ることが
いつになったら楽しみになるの

何かが足りない感覚を
ずっと引き摺ってる

まだ、眠れない
まだ

息をしてい

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3日目。

3日目。

優しい夢も怖い夢も
きっと必死に
何かを思い出してほしいんだと思う

忘れものがたくさんあるから

目を覚ますと
そこには一人なのかもしれない

空っぽな音
空っぽな心

今日を生きているのは
昨日の自分に
背中を押されたからじゃない

明日の私に
手を引かれているから

きっとね。

ほんの少しの幸せを
誰かに渡すことができるまで

忘れものはそのままにしておいてね

明日の夢より

2日目。

2日目。

自分より遥かに美しいもの
私はそれに化けてみる

桜も空も風も
私を祝福してくれる

『滑稽』

なれるわけがなかった

解けた魔法に余韻を残して
美しい時間に蓋をした

明日はもう少し
優しくなりたい

‪𓂃 𓈒𓏸

今日

春だから
桜に愛を伝えてみたい

毎年羨ましく思っていたお花見
今年もできなかったから
こっそりカフェで
お花見気分になってみた

少しだけ
幸せでした

少しだから
誰にもあげない

春の空は
少しだけ寂しそう
桜へのやきもち

大丈夫
私はずっと愛してる

欲しい言葉は
あまりにも遠いのですね
花弁と共に
届けてくれますか

でも今年も
伝えてあげない

『○○○○。』