愛媛県西条市、2024年5月22日より市民協働投稿サービス「Road Manager損傷検知」を導入
未来に希望を持てる持続可能なまちであり続けるために
市民と協力したインフラ維持活動の仕組みを構築
愛媛県西条市(市長:玉井 敏久、以下 西条市)は、株式会社アーバンエックステクノロ ジーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:前田 紘弥、以下 アーバンエックス)の「Road Manager損傷検知(以下 RM)」を2024年5月22日より導入しました。
■ 西条市におけるインフラ管理等の現状と導入の狙い
西条市では、人口減少や少子高齢化の進展などに伴い社会的課題が複雑・多様化する中で、「みんなで実現しよう!持続可能な西条市」の達成に向けて、道路施設の適切な維持管理を目標の一つに掲げています。近年、舗装の老朽化が顕著となり、特にポットホールの対応を含めた道路パトロールについて課題と感じています。
また、多様化するニーズに対応するため、本市においても、全庁的なDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の基本方針「西条市DX推進戦略」の策定をしており、その中でも「多様でスマートな働き方ができる環境の実現」に向けた業務環境の効率化への取り組みが求められています。
これらのことから、現状の課題に対応するため、スマートフォン等で撮影した画像からAIを用いて路面の損傷を検知することができるRMを導入することとしました。
■ RM導入で期待する効果
時間がかかる職員による目視調査に頼っていた道路損傷状況の把握を、RM導入により、公用車を使う他の業務に付随する形で実施することができるようになりました。そして、損傷程度の定量評価も可能なため、対応する損傷箇所の優先順位が容易となりました。
これらにより、職員の業務時間の短縮につながることを期待しています。
また、ポットホールとひび割れ箇所の把握が容易となることで、舗装長寿命化計画の更新に際し、路線選定基準のひとつとして活用したいと考えています。
■ アーバンエックスについて
アーバンエックスは、「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」をビジョンとして、道路点検AI「RoadManager」、市民協働投稿サービス「My City Report for citizens」、盛土管理DXシステム、三井住友海上火災保険株式会社と共同開発・運営している「ドラレコ・ロードマネージャー」などのプロダクトを、主に行政インフラ管理者向けに展開している、東京大学発のスタートアップです。サービス全体で累計40を超える自治体での導入実績をベースに、今後、当社技術を活用した民間事業者向けの展開も行いつつ、さらに多くの都市インフラを対象としたソリューションの提供を目指します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?