イタリア出国

2024/5/28〜2024/5/29

グロッセートを後にし、再びピサ、フィレンツェと乗り継いでボローニャまで戻る。

しかしフランスでもそうだったが、何故か鉄道駅に改札が無いパターンが多い。
そして車内で検札に会ったのも一度だけ。
バスを含めると、かれこれ20回位は乗車しているのだが…。

つまり誰でも簡単に無賃乗車できてしまう状態なのだ。
実際イタリアでバスの乗客を見ていると、ざっと7割はタダ乗りして降りていく。
提示不要の定期券でも持っている？
いやいや…。

先進国の両国において、まさか技術的に改札を設置できないなんて事はあり得ない。

じゃあ何故そんな状況を放置しておくのか？

移動に必ずお金を払わなければならない様にすると、生活できない人が増えて社会が回らなくなるから？

たしかに、明らかに浮浪者と思われる人が列車に乗り込んで来たが、検札はその人を素通りした。

走るバスの運転手に手を振って引き留め、そのうえで金を払わず乗り降りした人もいた。

日本ではまず考えられない。
不思議だ。

そんな事を思いながら列車はボローニャ付近まで走り、そろそろ到着という頃にようやく職員が私に声を掛けてきた。

私がモバイルチケットを提示すると、職員は行き先を確認し、こう言った。

この列車はボローニャに止まりません

えっ？

話を聞くと、ボローニャ付近の線路に誰かが無断侵入したらしく、列車は急遽路線を変更するとの事。

いやいやいや…

結局、私は途中で列車を降り、そこからバスに乗ってボローニャ中央駅まで向かった。

同じ状況にいた女性に助けてもらい
何とか中央駅付近まで

「あなたは1人だから、大変でしょう？」

とても親切な人だった

駅から再びバスに乗り
時刻23:00
ようやく戻ってきた

今夜も空港泊だ

そして翌日
空港ラウンジで食事

空港とはいえ
本場のエスプレッソは確かに美味かった

もっと色んなコーヒーを飲んでみるべきだったかな

カプチーノも丁寧に淹れてくれる

優先してセキュリティチェックを受けられる
ファストレーン(微妙)を抜けると
搭乗口付近は異常な人だかり

当然の如く椅子は埋まっているので
地べたに座ってゲートが開くのを待つ

何はともあれ
無事にイタリア出国