アルメニア入国

2024/5/2

昨日、トビリシ中心部をバスで通ったが、見る限り混乱した様子は特になさそうだ。
2km離れたバスターミナルまで徒歩で向かい、今日はアルメニアに入国する。

マルシュルートカ(乗り合いバス)かと思ったが
案外まともなミニバンだった

アルメニア首都、エレバンまで
片道40GEL(約2,291円)

あっという間に国境到着

はためくジョージア国旗
その先にアルメニアの国旗が見える

難無く出入国を済ませ
調達した現地通貨でお菓子を購入
100AMD(約40円)

ここから首都エレバンまで更に数時間。
道中は生い茂った緑が広がる丘、木々が織り成す山々など、中々の絶景だ。

しかし私は油断していた。
峠を幾度も越える際の気圧、気温の高低差なのか、腹を下し始めたのだ。

堪らず下痢止めを飲むが、効果は感じられない。
タイからずっと使ってきた酔い止め(の副作用による眠気)も、その凄まじい便意の前では無力だった。

『これは本当にヤバい…』
首都まであと2時間。それまでにトイレ休憩はあるのか…。いや、この先はしばらく山道だ。期待は薄い。

『もうここで降ろしてもらって、ヒッチハイクしよう』
何度もそう思ったが、天気は雨。
厳しい事になりそうだ。

乗っても地獄、降りても地獄

これまでにアジアで何度も腹を下してきたが
2番目にキツい試練だ

ちなみに
断トツ最大の試練はモンゴルだった

とにかく、マジでヤバい…！

もう雨だろうと山の中だろうと関係ない…！
ここで降ろしてもらおう…！
そう思った矢先、バスは奇跡的に一軒のレストランに停車し、休憩タイム。

アルメニアは世界で初めて
キリスト教を国教にした国らしい

私は神に感謝した

九死に一生を得た私は
その開放感から
ここぞとばかりに食べ物を購入
450GEL(約178円)

アルメニア名物料理の一つ
ラフマジュン
薄焼きパンのピザだ

出来立ては間違いなく美味いと思うが
冷え冷えで乾いていた
昨日のものかもしれない

300AMD(約119円)

そして再び出発

ギリギリで用を足した後の青空ほど
清々しいものはない

その後は何事もなく、合計6時間程でエレバンに到着。

隣の席だったロシア人のユカ

雨は一旦止んだものの、またすぐに降りそうな気配。
少し足取りを早めつつ、宿まで歩く。

エレバンの中心部
カスケード

おなじみの
不安を煽る共産主義的な建造物

なんか…

……

やたらとシュールなモニュメントがあるな…

ウケ狙いなのか
何かちゃんとした意味があるのか…

なんだかんだと7〜8kmほど歩き、無事に宿へ到着。

買い物がてら
周辺を軽く散歩してこの日は終了

エレバンの鉄道駅

しばらく雨の日が続きそうだ。
ここでは特に何もせず、ゆっくりしよう。