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盟友

2024/4/6





I will try to come in Tbilisi today !!





うおおっ…!ついに!





フーゴ!!



実はジョージアに入国した日、すでに彼から「俺も行くよ」と連絡をもらっていたのだが、日程はハッキリしていなかった。
フーゴもヒッチハイクで移動しているからだ。
しかし昨夜、ついにトビリシにまで来ることになり、そして無事に辿り着いた。

なので今日、私は彼の滞在するホステルへ。

共産主義時代の建造物って
ホント独特なセンスだよなぁ…


時刻15:00、フーゴと合流。
彼とは共にイスタンブールとブルサをヒッチハイクで往復した仲だ。

私の誕生日、覚えたての日本語で真っ先に祝ってくれたのも彼。クリスマスを皆で楽しんだりもした。
Naoufalと3人で1つのコインランドリーを使い、お金を節約し合ったのも良い思い出だ。

それから数ヶ月後、まさかジョージアで再会するなんて当時は全く予想していなかった。

「あれ?西ヨーロッパかアフリカに行くんじゃなかった?」

フーゴが私に問いかける。
その通り、私は彼と逆方向に進むはずだったのだ。
しかし無計画ゆえに今、こうして東ヨーロッパで旅路が交差している。

トビリシのタイ料理店にて


まさに、ノープランこそベストプラン。
縁さえあれば世界など小さなものなのかもしれない。

再会と食事を楽しんだ後、私達は市内の美術館へ。

ソビエト連邦当時の建物
面影がまだ残っている
作品を鑑賞するフーゴ


その後、トビリシ市内を練り歩く。
小さく細い路地を進み、交差点で
「右か左か、どっちだと思う?」
とお互いの直感に従いながら。

フーゴは相変わらず明るく穏やかで、気配りが上手だ。
そして私と好みが似ている。
整備された市内の観光地よりも、そこに暮らす人の生活の匂いが残る場所。
また歴史や様々な感情の変遷を想像させる朽ちた建物と、それを美しいと思う心。日本でいうところの“侘び寂び”というものだが、彼もまたそんな感性を持っている。


そんなフーゴと歩くのはやはり楽しく、私達は4時間以上も街を探索し続けた。


そして本日の目的地へ
Fabrika
乾杯

「ヒッチハイク後のブルサを思い出すね」
と当時を懐かしむ



偶然に見た
日本人のLIVE

サイケデリックなメロディに政治的なリリック
シンセサイザーとドラムの2ピースだ

ヘヴンフェタミンというバンドらしい

良いものを見させてもらった




気づくと時刻はすでに25:30。
歩きっぱなし、喋りっぱなしの1日はあっという間に過ぎた。
流石に体力が保たず、私は宿へ。
フーゴは地元の若者と次の場所へ向かった。
彼もトビリシにややしばらく滞在するみたいなので、また会うだろう。


ディラン、ナターシャ、ミホさん、フーゴ
此処で再会した皆とは全員
トルコで出会った

改めて
トルコの思い出深さを感じずにはいられない



2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。