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シェイクスピアの入口②「イギリス・ルネサンス」


1000年にも及ぶカソリック支配(中世)に幕を降ろすことになる「ルネサンス~文芸復興」は14世紀のイタリアで始まり、後にヨーロッパの他国に広がっていきました。

ラテン語で書かれていた聖書は、それまで教職者しか読むことができませんでした。しかし宗教改革を経て、一般に読むことができるものになりました。

また、芸術もそれまでは教会に縛られたものでしたが、ルネサンスによってキリスト教以前の、古代の豊穣なギリシャ・ローマ文化が扉を開きました。 
 
イギリスにおけるルネサンスの旗手はシェイクスピアでした。

当時の劇場には舞台背景もなく、空の下で行われる簡素なものでした。衣装なども重視されていませんでした。

ですので、劇は「音声」、つまり役者が語るセリフが最も重要なものなのでした。

シェイクスピアの作品は、言葉の力が抜きんでています。
だから今日も、時代に即した様々な演出を施されながらも、その「詩」が世界中で継承されているのです。

ウィリアム・シェイクスピア(1564- 1616~イギリス・劇作家、詩人)
イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。「最も優れた英文学の作家」とも称される。「ハムレット」、「オセロー」、「リア王」、「マクベス」「ロメオとジュリエット」などが有名。

人より早く成功する者は
ダメになるのも早い。

It's also early
that the guy who succeeds earlier
than a person becomes useless.