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勝ちたかったし、負けなくて良かった、第16節

7/31、明治安田生命J1リーグ第16節vs鹿島アントラーズは、1-1のドロー。
このカードらしく会場全体がハイテンションな雰囲気の中、お互いが決定機を多く迎えましたが、決めきれず。両者とも「勝ちたかったし、負けなくてよかった」と感じるような結果となりました。

浦和のスタメンは出場停止の柴戸から復帰したエヴェルトンに変えた以外は、前節と同じメンバー。柏木、森脇がベンチ外になり、杉本、山中が入るなどベンチメンバーも少しいじりました。注目は埼スタ復帰の関根と、この日誕生日のエース興梠。

一方の鹿島は伝統の4-4-2。前節から曽ヶ端に変えクォン・スンテ。伊藤翔に変え土居聖真を起用し、リーグ4連勝を目指しました。

平日にも関わらず駆けつけた37,265人の両ファン・サポーターが、このカード独特のヒリヒリした雰囲気を作り出す中、それに影響されてか立ち上がりから両者が決定機を迎えます。

ミスから与えたCKをセルジーニョが合わせるとクロスバー。
一方のレッズも武藤の折り返しを興梠が合わせきれなかった場面や、関根の中の折り返しをエヴェルトンが浮かしてしまうなど絶好機を迎えます。

猛烈な暑さと湿度の影響もあったと思いますが、全体的にオープンな展開になり、ネガティブトランジションが悪いことで、相手にスペースを与えてしまって後手後手になって守備に回るような場面が両チームに多く見られました。

失ったときのリスク管理をもっと詰めないと、この先攻め込む時間が多くなる相手に対して、一発やられそうな雰囲気があるので、改善していってほしいです。

あともう一点気になったのは、橋岡のWBかな、と思います。
やはり関根が違いを見せている分、橋岡のところで独力で前進出来ないのが攻撃の幅を大きく消してしまってるかもしれません。
一長一短で、ゴールキックのターゲットに出来るといった利点もありますが、後半から右CBに入ってからは、完全に溶け込むようにやれていましたので、ここで試合に出すのがベターかな。と今の時点では思います。

前半は0-0で終了。

後半頭から、集中力を欠いた場面が目立ったマウリシオを代え宇賀神を投入。関根は右ワイドに移動しました。

それからはセットプレーを含め、チャンスを多く作るが決めきれない浦和。しっかり守って反撃のチャンスを伺う鹿島という構図が続きます。
そこで流れを変えたい鹿島が選手交代。
レアンドロに代え伊藤翔を投入。

その直後にペナ中央ドフリーでヘッドを放ち、ゴールを脅かすと、

セルジーニョの斜めのパスを受けた土居がペナルティエリアに侵入するとファーサイドへ柔らかいクロス。それを合わせた伊藤翔のヘッドは西川が弾き出すもののゴールラインを割り、鹿島が遂に先制します。

その前に関根を代え山中を投入していたレッズは、サイドの深い位置への侵入が出来なくなり停滞感が押し寄せます。

失点直後に杉本を投入したことから、放り込みを見越しての山中投入だったはずですが、その直前に失点したことで、交代策上手くいかなかったなぁと思っていましたが、このまま普通に終わらないのが、このカードの面白さ。

山中が少し窮屈そうに上げたクロスは、ニアで潰れた杉本を超え、ファーの興梠へ。見事にヘッドで合わせ浦和が同点に。

それからの約7分はとにかく濃密な、攻守が入れ替わる激しい展開に。
これほど手に汗握る熱い数分は久しぶりに見ました。
これが今季残り最大6回あるのかと思うと、疲れるなぁ(笑)

試合はそのまま1-1で終了。
レッズとしては、前半に決め切っていれば勝てたかもしれないし、鹿島としても上手く時間を使っていれば勝てたでしょう。
お互いの改善点が良く見えた19シーズン「浦和-鹿島」ROUND1でした。

次のゲームは中3日で、名古屋グランパス戦です。前回対戦ではまさに何も出来なかった相手でもありますし、順位が1つ違うだけの直接対決なので、ここで勝利することで一気に上位争いの道筋が見えてくるはずです。
ぜひ勝ちましょう。

#浦和レッズ

#urawareds

#サッカー


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