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なんとか可能性を残した、ルヴァン杯QF第1戦

9/4、YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦vs鹿島アントラーズは、2-3で惜しくも破れ、アウェイでの第2戦は最低でも2点が必要という状況となりました。

前半は失点してからその流れを止められず、3失点もする残念な内容でしたが、後半に入ってエースの興梠が入ってからは、まさにカップ戦の浦和という勢いをみせ2点を返す熱い展開となりました。

勝ち上がるには厳しいシチュエーションではありますが、後半のように吹っ切れて前へ前へ勢いよく戦えれば、可能性はあるはずです。

浦和のスタメン。
天皇杯ではおなじみの阿部、柴戸のダブルボランチに、恐らくACLの予行もかねた鈴木大輔のCB。またファブリシオが興梠に代わりCFを務めました。

一方の鹿島のスタメン。
直近のリーグ戦からは、7人を変更しましたがあまりメンバーを落とした感はない充実したメンバーで埼スタ攻略を目指しました。
注目は今季更に1段階上のレベルに達した感がある土居聖真。

前半はフワフワっとペースをつかみ、いつのまにかリードを広げる鹿島らしさを全快に出された内容となりました。

どちらのペースでもなくゴール前の攻防がほとんどない時間が20分ほど続きましたが、名古が抜け出して折り返したこぼれ球を白崎が反応してチャンスになりかけたシーンくらいから、鹿島がじわじわサイド攻撃からチャンスを作りはじめると、

遠い位置からのFKを永木が放り込むと、ブエノが頭で合わせ鹿島が先制。

さらにレオシルバがペナ内に侵入し、ファーサイドにふわっとしたクロスを送ると合わせたのは土居。

またまた小池が裏に抜け出すと、中央の土居へパス。シュートが打てずに溢れたボールが名古に渡り、それを押し込み3点目。

ぽんぽんぽんと3点を奪われ、目の色が死ぬ浦和イレブン。
チャンスらしいチャンスも前線の3人の動きがバラバラすぎて連携というものが皆無なのでほとんど作れず、シュートも記憶してる限りだと宇賀神の2本くらい。

そのまま上手く得点を重ね堅実に試合を進めた鹿島と、そもそもチャンスすら作れなかった浦和という、チーム状況がもろにコントラストとして出たまま、前半は終了。

サポーターはもはやキレるという次元を超えているので、試合内容にしては弱いブーイングが鳴り響くだけでした。

しかし後半は、ロッカーからかなり早めに出てきた浦和イレブンが反撃をみせます。
52分に宇賀神に代え、興梠を投入し、汰木を左ワイド、関根を右ワイドという守備度外視の攻撃布陣を敷くと、

武藤がペナ内でボールを受け、相手のバランスを上手く崩し右足シュート。そのこぼれ球に詰めていた興梠が無人のゴールに流し込み一点を返すと、

左コーナーを武藤が蹴り、鈴木大輔がヘッド。クォン・スンテに弾かれるもそのこぼれ球を興梠が先に触ると、最後は槙野がヘッドで押し込み一点差まで迫ります。

そこからも勢いそのままに攻め込む浦和に対し、少し動揺をみせる鹿島イレブン。
関根がペナ内で倒れPKか、という場面もありこれは逆転の可能性もあるかと思ったこのタイミングで、浦和ではなく鹿島がカードを切ります。
小池に代え、柱の三竿健斗を投入

ここが試合のターニングポイントだったように感じます。

そこからプレーを1つ1つ止めながら試合を進めることで落ち着きを取り戻した鹿島。

レッズは85分に杉本、荻原と攻撃のカードを投入しますが、少ない時間では結果を残すまでは至らず、(荻原は気持ち感じて良かったです)攻撃も焦りからかハーフスペースまでの幅に関根が入ってきてしまい、サイド攻撃が効かなくなりそのまま試合終了。

2-3で第1戦を落とし、中3日の第2戦に臨むことになりました。

個人的には流れが完全に来ていた槙野の同点ゴール後に、より推進力を出せる長澤を柴戸と代えていれば3点目もあり得たと思いますが、交代カードを最後まで引っ張ってしまい、逆に鹿島に三竿を入れられ試合を、落ち着けられてしまったのがもったいなかったです。

やはり試合の流れが良い時こそ、早めの思い切った交代が大事ということと、興梠の偉大さを感じたゲームでした。

次のゲームもルヴァンカップ。準々決勝第2戦で、再び鹿島とです。勝利条件としては全然可能性がある状況なので、出来ればリーグ戦に備えて興梠などはスタメンでは使って欲しくはないですが、勝ち上がりへの望みは捨てずに頑張って欲しいです。

#浦和レッズ

#urawareds

#サッカー


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