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読書のすゝめ(2021/12/8)

今後続くかわかりませんが、今日は読んでとても感動した本があるので、いつもの勉強の記録では無いことを投稿します。色々な意味で感動してしまい、本の帯には「編集者が5回泣いた」と書いてありましたが、僕は5回以上泣いたと思います。笑

■こういう人におすすめ

・自分がやりたいこと、今後どうなっていきたいか分からない人
・仕事や家族の人間関係に疲れている人
・「親孝行できていないな」と思っている人
・子育てに悩んでいる人

■本の概要

著者の永松茂久さんが、お母さんから子供の頃から教えられた言葉、それによって自分がどのように育ち、夢を叶えて、さらに今はどんな夢を持っているのか、と言うご本人によるノンフィクションドキュメンタリーです。
お母さんの言葉は、もし自分が親に言われたらかなりへこむだろうなと思うくらい時に厳しいものもありますが、それ以上に著者の永松さんへの愛を感じる言葉ばかりです。
本のタイトル通り「喜ばれる人になりなさい」と言う教えの理由や、お母さんご自身の生き方、その影響で永松さんがどのように影響を受け、どのように成功をおさめられたのかをドラマを見ている感覚で味わうことができて、どんな方が読んでも「こういう風に生きていこう」と言う方向性を考えられる本ではないかと思います。

■感想

・かなり穿った見方をしてまとめるとすれば、「お母さんが大好きな息子が書いた、お母さんに教えられたことを実践して成功した記録」ですし、普通の人が似たようなものを書いたら「お前の家だからたまたまうまくいっただけだろ」とか、「ただのマザコンの人生記録じゃないか」と言われてもおかしくないと思います。笑
・でもこの本はひねくれ者の僕でもそんなことは一切なく、すんなりと永松さんのお母さんの言葉も長松さん自身の感情もリアルタイムで聞いているかのように心に入ってくる不思議な気分でした。
・僕は今、長期的な目標はまだ定まっていない状態でプログラミングを勉強していて、今日の時点でもまだ決めかねてはいますが、間違いなく今後仕事や人生の選択をしていく上でこの本の影響を受けるだろうなと思っています。
・今まで読んできた本の中にも「他人が喜ぶことをすることが自分の幸せにつながる」という教えはありましたが、どことなく具体的ではなかったり(具体例が昔の偉人の話だったり、誰でも知っている海外の成功者とか)、その教えを元にどう行動すれば良いのかがわからないことが多かったです。でもこの本は何よりご自身が受けた影響をご本人が書いていらっしゃるので、素直に受け取れることができたのかもしれません。
・もちろんこの本を読み終えた今も「明日からこう行動すればいい」という具体的なものは無いのですが、何か選択をせまられた時の指針はできた気分です。

■最後に

「母は強い」とよく言われますよね。僕も自分の母親に対しては、大人になった今、「親というよりは同じ人間として」見たり接したりすることが増えています。たまに、「こういうダメなところは自分に似たんだな」とか、「このままで老後大丈夫?」等と心配になることもありますが、それでも「やっぱ強いな」と思います。
その強さはどこからくるのかといえば、いまだに自分を含めた兄弟のために色々考えてくれていたり、祖母や父親のために家事をしたり、ペットの犬たちの世話をしたり「誰かを喜ばせようとしている」からなのかもしれない、と思いました。
この記事を読んでいただいた方は、できればこの本をぜひ読んでいただきたいのもありますが、それ以上にまずは「親・パートナー・子供に喜んでもらうためにできること」を簡単なことでも良いので是非やってみてください。

お読みいただきありがとうございました。

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