自分が嫌いになった時のための詩

後ろ盾がない人は
自分を責めることで
安全な場所に　より遠くに
逃げた方がいいことを
知っている

それは　正解なんだ
間違えないで欲しい

自分を責めても
自分を嫌いになっても

その選択は正しい
安全だから

君に危険を冒す義務はない
大丈夫　そのまま
行きたいところまで　行って大丈夫

誰かが君のことを嫌いになったから
君は自分を嫌うことを学んだ

それはね
とてもじゃないけれど
恵まれていない

恵まれてなんかいない
運が　悪かった

ごめんね

こんな大人を
君の周りに置いてしまって
本当に　ごめん

自分を嫌いになることで
知って欲しい

どれだけ自分の身体が
傷ついているのか

自分を嫌いになることで
知って欲しい

この感情の正体が
なんなのか

この傷は　感情は
いつから　どこから
心の重荷となって

どうやって
自分が嫌いという結論を
出したのか

君が　自分を嫌いになることは
決して　無駄ではない

無駄ではないんだ

誰よりも　大切な君が
大切な　時間を　過ごしている

それまで　わたしが
あなたを守っているから

大丈夫　わたしは
そんな　繊細な君が

好き