後援とは印籠である

イベントには、色々と立ち位置がある。この中で直接イベントに関わらない「後援」だけが、何のためにあるのか分からなかった。

まずは、イベントの立ち位置を分類してみる。

主催:そのイベントを主体的に運営する団体・人
共催:主催者と共に運営をする別の団体・人
協賛:スポンサー的な会社・団体(お金や物品)
協力:目的(イベント)のために力をかしてくれる団体・人
後援:応援してくれる団体・人(実務的なことはしない)

私が9月に開催する星空イベントに当てはめると、こんな感じ。

主催:市民活動団体Zinnia
共催:北神戸田園スポーツ公園
協賛:株式会社ビクセン
協力:星空案内人のみなさま
後援:神戸市

ちなみに「市民活動団体Zinnia」は、イベント主催用に作った団体。助成金を申請したりなどの手続きをする場合に「団体」である必要があったので作ったもの。(ジニアは百日草のことで、国際宇宙ステーションで初めて開花した花)

後援の神戸市は、イベントに対して何もしてくれない。
それでも「このイベントは神戸市のお墨付きである」という印となるため、信頼度が爆上がりするのだ。

公共施設の中には「市や県の主催・共催・後援・関連する事業のみチラシ設置OK」という場所もある。「後援:神戸市」とあるだけで、フライヤー設置をお願いしやすくなる。

まさに黄門様の印籠的存在だ。ありがたい。

ただし、気をつけたいのは印籠を貸してくれる黄門様の顔に、泥を塗らないこと。「信頼性の印籠」を借りている立場として、責任感を持って行動する必要があることを忘れてはいけない。




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