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マンガに救われること

正直、「この人の言葉に救われた」という記憶は少ない。
でも、マンガの言葉に救われたことは、数多くある。

マンガ・アニメのチカラは偉大だなあと改めて思う。

自分のやっていることの”意味”を探す必要はない。
やったことの結果が
誰かの”意味あること”になればいいんだ
(宇宙兄弟35巻より)

球場グラウンドという広い場所で開催する「天体望遠鏡で月と星をみよう」の準備をしている。タスクは大量にあって、地道にこなしている。

やった方が良いと頭では思っているのに、行動に移せず消えてしまったタスクが正直いくつもある。ちょっとした後悔が心の中に混じってゆく。

企画立ち上げ当初は、「あれが楽しいかも」「これ喜んでもらえるかな」というアイデアを出すワクワク感で突っ走ることができる。だけど、イベント直前の地道な作業と調整・チェックを繰り返すフェーズになると、たくさんの不安が頭の中をよぎりだす。

お客さんは来てくれるだろうか?
お天気はどうなるのか?
この企画は本当に楽しんでもらえるのか?

この作業に意味はあるのか?

そんな時に読んだ宇宙兄弟の35巻。
そこには月面天文台を建設するために、地道なチェックと作業を繰り返す主人公の六太と同僚のフィリップがいた。
途方もない作業に対して「これって意味あるのかなー」て考えてしまうフィリップに対して、六太が言った言葉が冒頭の「意味を考える必要はない」という言葉だった。

マンガの名言が刺さるのって、言葉をもらう側(宇宙兄弟で言えばフィリップ)と自分の心境が重なっているからなのだな。
地道な作業を淡々とこなしながら、少し疲れが見え始めた時に感じる虚無感のようなもの。

それが私とフィリップの共通点のように思う。
だから六太の言葉は、私にも刺さった。

イベントまであと3日。
意味など考えず、淡々とタスクをこなそうと思う。


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