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必要な出会いは、必要な時に現れる

「知り合い」の数は多くない。
でも、「濃いご縁」は、けっこうある。

若い頃は、「たくさんの人に出会ってなんぼ」って思っていた時期もある。知り合いの人数の多さがステータスに感じることもあった。しかし、仕事でいくつものプロジェクトを渡り歩き、出会いと別れを繰り返してきたけれど、人生のステージが変わるたびに、ご縁も変化している。いまは「ご縁の質」が大事だと改めて感じる。

そして自分自身が実直に突き進んでいると、そのステージに対して必要な人が現れるということ。
そうやって現れた人に対して、自分が本気で接するかで未来が変わる。

24歳のころ「仕事の師匠」と呼べる人に出会った。

社会人2年目で何もできない私に、仕事に対するスタンスを背中で見せてくれた。その人から「学ぼう」という意識で必死だったし、色んな事を教わった。
こちらが必死に食らいついていったからこそ、下請けの人間である私を本気で育ててくれたと思っている。それが今の私の仕事へ向き合う価値観の基礎になっている。
本当にお世話になり、影響を受けた。でも、プロジェクトが終了してから1度もお会いしていない。たぶんもう会うこともないと思う。

その人は、未熟な私を平均値まで引き上げるために、私の人生の前を通り過ぎてくれた人なのかなって思う。

そういうのって、数年後とかにふと気づくものだ。
あの時はターニングポイントだったなと。

必要な時に、必要なタイミングで人生に影響を与える人は目の前に現れる。ただし、それを活かせるかどうかは、自分次第だ。その時に「この人は私の人生変える人だ」なんて分からない。だけど、直感として感じるものが何かあれば全力で向き合いたいなと思う。

必要な時に、必要な人が現れる。
そして自分の人生を良い方向に向けてくれる。

でも活かすのは自分自身だ。


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