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カラーセラピーで病気の症状が改善される?副作用も痛みもない治療の可能性

実際の医学的症例をお伝えし知って頂く事で、カラーセラピーの効果や可能性が広がり今病気に苦しんでいる人の助けになれる事を願います。

心と体はつながっている

「病は気から」とはよく言ったもので自分がインフルエンザだと思い込めば急に熱が出て体調が悪くなる。もしその症状を知っていたならばその症状まで体は細かく再現してしまうでしょう。

逆に薬でもなんでもないただのサプリメント(栄養剤)を「あなたの症状に抜群に効く薬」と言って服用すれば「思い込み」で症状は改善されるか治ってしまう症例があります。このように心と体は密接に関係し繋がっているのです。

症例1

●慢性疼痛患者の症例

日常会話が”痛み”中心の話題から日常会話が増え、趣味や習い事、ボランティアと行動範囲も広がっていった。カラーセラピーは自己表現の手段として有効であるといわれている。この症例でも色彩を介した良好な関係と自己表現の促進により、疼痛行動の改善が認められたと考えられる。

自己表現の大切さが解る症例です。カラーセラピーでは、言葉にできないような感情も色を選ぶだけで直感的に表現できます。また、その色を見てどう思うのか?何を思い出すのか?良い意味か悪い意味か?

そう掘り下げていく事で言葉にできなかった感情を頭の外に出す事ができます。また、その感情は自分でも気づかない深層心理からのSOSの可能性もあります。そんな大事な事を表現する事で自分自身を理解し、相手に理解されるという結果にやっとたどり着く事ができます。

まずは表現する事から、もし表現できないのなら言葉以外の方法でも表現はできる。そう思うと表現するというハードル自体を下げる事ができるかもしれません。

症例2

●心理状態に変化がもたらされた乳癌患者の症例

セラピーの回数を重ねる毎に、幼少期より持ち続けていた家族への思いが整理されていき、希死念慮が生きたい気持ちへと変化していった。また気持ちの変化と同時に咳 嗽も治まっていった。

カウンセリングをさせて頂いた方々にも見られる症状ですが、自分で自分を理解してない事があります。誰にでも起こりうる事だと思います。自分が悲しんでいる事でも「どれほど傷ついてるか」というのは数値化できないものです。

症例3

●カラーセラピーを試みたうつ状態を伴うパーキンソン病女性の症例

ポジティブな発言が増え、情緒的にも豊かな面が出現。友人との旅行の範囲も広がった。カラーセラピーによる色彩表現とコミュニケーションにより、夫や身内の死に対する喪に服す作業が促された事。色による自己表現で感情表現が豊かになり日常生活にも良い変化がもたらされたと考察される。

気持ちの整理をする為には、まずその気持ちを理解する事が大事です。繰り返しになりますが、やはりその気持ちを表現する事で初めて「あ、自分はこう思っていたんだな」と深層心理に眠る感情に気づく事ができます。ずっと引っかかっていた感情がようやくそとへ解放される。

一人では中々気づかない事も質問として投げかけられると思いも寄らない言葉が無意識に口から出る体験をした事がある人も多いと思います。彼女の症例も家族や身内が亡くなり一人で悲しみを抱え込んでいた事から閉鎖的になってしまっていたのだと想像できます。

今日はカラーセラピーによる病状・症状の改善された症例をお伝えしました。
自分も闘病生活中に知りたかったなという情報です。特に自分一人だと思いがちな難病の方(あまり近くに同じ病気の人がいないので特に孤独を感じました)や治療法が見つかっていない場合心のケアが本当に大事だと身にしみてます。

痛みや副作用を心配する事なく、自分自身を理解し他の人にもそれを伝える事で「今自分は何に苦しんでいて何から解放して欲しいのか」それは話を聞いてもらうだけだったり、友達とゲームをするだけで解決してしまう事もあります。

少なくともこの3名の症例は実在するので、これだけ心は体に影響する事。また、カラーセラピーという可能性を知る事で日々の生活が少しでも楽になり全ての人がそれぞれの「生きやすさ」を手に入れる事ができればと思います。

この記事が誰かの役に立てる事を祈ります。ご拝読ありがとうございました。

参考1:J-STAGE「5. 発達の問題を考慮することで治療が展開した事例について(第37回 日本心身医学会近畿地方会演題抄録) 4.カラーセラピーにより心理状態に変化がもたらされた乳癌患者の1症例 2005年 45 巻 10 号 806-」林 たみ子 洛和会音羽病院心療内科(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/45/10/45_KJ00003988776/_article/-char/ja

参考2:J-STAGE「8.カラーセラピーを併用した慢性疼痛の1症例(一般演題)(第36回日本心身医学会近畿地方会演題抄録) 2004 年 44 巻 11 号 p. 864-865」関西医科大心療内科学講座 足立 比呂美, 水野 泰行, 西山 順滋, 竹林 直紀, 中井 吉英https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/44/11/44_KJ00002670280/_article/-char/ja

参考3:J-STAGE「2.カラーセラピーを試みたうつ状態を伴うパーキンソン病女性の1症例(Session 1,第39回 日本心身医学会近畿地方会演題抄録,地方会抄録,学会報告) 2006 年 46 巻 10 号 p. 921-」足立 比呂美, 竹林 直紀, 中井 吉英https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/46/10/46_KJ00004392549/_article/-char/ja

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