unaさんへ | 往復書簡

うなさんへ

お手紙ありがとうございます。
往復書簡ができること、わたしも嬉しいです。

天文学者になりたかったこと、科学館で働きたくて学芸員資格を取ったこと、興味にまっすぐで素敵だと感じました。
宇宙、わたしも好きです。
いまでも憧れているけれど、”好きでした”のほうが正しいかもしれません。小学生の頃、星座に夢中でした。お気に入りの星座の本には、星座にまつわる神話のあらすじが書いてあって、それを読むことがとくに好きでした。
数学的なところは頭が追いつかなかったのに、将来は宇宙に関わる仕事をと夢想していた時期もあります。
思わぬ共通点があって驚きました。

いま好きなものの話もしますね。
ジャンルでいうと、本、演劇、映画、美術等に興味があります。哲学やインテリアにも興味がありますが…たくさんのことに興味があって、なかなか触れられていません。本は、小説や、なにかを論じたものが好きです。芸術についての論や作品分析が好みです。
それに、昔のこと、歴史も好きです。とくに100年前あたりのフランスやドイツの文化に興味があって、本を読んだり映像を見たりして、当時に想いを馳せています。資料を元にした妄想といったところです。
”実在する・したけれど、手に取れず半ば空想のようなもの”がとくに好きみたいです。”現実にある存在の目に見えない部分”も。宇宙が好きなこととも繋がっているように思います。

まさに「往復書簡」で検索して、うなさんの相手募集の投稿を見つけたことが、お声がけしたきっかけです。うなさんのほかの投稿も拝読し、ぜひお話ししたいと感じました。
うなさんは心の奥に入っていくような文章を書いておられて。自分の気持ちに蓋をしてきた・せざるを得なかったと気がついた、いま自分と向き合おうとしている、そんな印象を受けました。
発想や状況が自分と似ているところもあり、なにか面白いやり取りができるかも、と感じました。そこはわたし自身がうまく文章にできていない、殊に他者へ公開する際にはあまり言葉にならない、というか、したくない部分でもあって、今も伝わっているかが不安ですが、もしよければこの機会になにかお話しできたらと思っています。

鳥羽水族館のYouTube、知らなかったので見てみました。とてもかわいいですね。ラッコがぷかぷか浮いていて癒されました。彼らみたいにのんびりいたいですが、くるくる回って結構せわしなく動いているから、彼らにしたら忙しいのかもしれませんね。

それでは、お返事をのんびりお待ちしています。

うらがみ

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