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【うらがみむらかみ往復書簡】8通目 | うらがみ

むらかみさんへ

こちらこそ、往復書簡を続けてくださってありがとうございます。
じっくり考えていたらお返事が遅くなってしまいました。すみません。

「夢の本質」について。
むらかみさんの好奇心、興味ある世界の探求、飛び込む姿勢、素敵です。飛び込んでみたら、きっとまた新しい世界に興味を抱いて、経験や視野がどんどん広がっていきそうですね。
「どんな気持ちになるんだろう」という動機、いいですね。気になります。
むらかみさんは、なにかに挑戦したあと「続けたい」と感じるのはどんなときですか?たとえば展示をまたやりたいと感じるとき、次の展示にはどんな出会いを期待していますか?
よかったらおしえてください。

往復書簡を読み書きするひと時は、むらかみさんが飛び込んでくださったおかげで、わたしにとっても大切な時間になっています。
思えば、わたしが往復書簡の募集をかけた動機は「なにが起こるんだろう?」「自分はなにを書くんだろう?」への興味でした。やってみたらどこに行けるんだろう、と。往復書簡には”ふたりで書く”ような感覚を抱いていて、自らテーマを決めてひとりで書くときとは違った体験ができるのではないかと考えました。
募集して誰からも反応がなかったらと怖かったけれど、むらかみさんがコメントをくださって、とても嬉しかったですし、正直安心しました。いくらやりたくてもお相手がいなければできないことですから。
お互い“往復書簡に挑戦”したことで、ふたりとも新しい景色を見られたような気がして、とても嬉しいです。そして、日常の会話では話さないような内容や、じっくりと時間をかけてようやくまとまることまでやりとりできて、とても楽しいです。ありがとうございます。

noteでこんなことを書きたい、と思うのはどんなときか、についてお答えします。
普段、「noteに載せよう」から書き始めることはあまりなくて、書いたものが投稿に発展するほうが多いです。ほぼ毎日なにかしらは書いていて、人に見せるものか否かの関門をくぐると、整えてえいやとnoteに投稿するか、なんとなくしないか、という感じです。
なので、投稿に限らず、「どんなときに書きたいと思うか」についてお話しますね。
最近は、日常で感じたことを掘り起こして気持ちを紐解いて、じっくり言葉にすることにはまっています。道ゆく人、友達との会話、何気ない発見、昔の記憶、それらを自分の感情や目線と共に書き留めることがとても楽しいです。「これを言葉にしてみたい」「言葉にしたらどうなるんだろう」となんとなく感じたら、家ではもちろん、電車の中だったり、歩いていれば道に立ち止まったりして、ちまちまメモしています。
この書き方は、5月にやったnoteへの毎日投稿を機にはじめました。
それ以前は”書く”といえば本や美術、映画、演劇等の鑑賞記録・感想を中心に、考えた内容を書くことがほとんどで、毎日投稿もそんなふうに書ければと思っていました。でも毎日となるとネタは尽きて、なにも思いつかない日が度々ありました。そういうときに、ご飯の話やふと思い出した話など、たわいもないことを書いたんです。そして6月になって全部読み返すと、案外そういう何気ない話のほうが面白いと感じました。そこから、日常の些細なことを拾うのが楽しくなって、よく書くようになりました。

投稿のためにまとめる時間は、昼か夜、家でひとり、が多いです。
時間がかかるのと、書いて集中する感覚が好きなので、ある程度まとまった時間が取れて静かな場所が確保できるときにすることが多いです。
とくに往復書簡はそうやって書くことが多い気がします。
まとまりづらくて行き詰まったときは、あえてお出かけに持っていって、隙間時間に読み返して考えます。

朝顔、なつかしいです。わたしも小学校から家に持ち帰って育て、成長過程をスケッチしたことを思い出します。みかんの一房のような種の形をいまでも覚えています。
子供の頃の記憶って、聞いた話よりも自分の手を動かした体験をよく覚えているかもしれません。
それに、小・中学校で出た課題は、意外とそれ以降やらないものも多い気がします。わたしは朝顔以来植物を育てていないような…。
息子さんはいま、きっとご本人が思っている以上に貴重な体験をたくさんしている時かもしれませんね。
もう夏休みに入られた頃でしょうか。むらかみさんは全然お休みじゃないかもしれませんが…、素敵な夏休みになりますように!

うらがみ

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