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【映画】ミッドナイトスワン わたし的解釈その1

とりあえず、観てきてほしい。観てきたらいいと思う。

1900円以上の価値はあると思う。きっと、お値段以上は感情を揺さぶられると思う。それは、感動かもしれないし、ショックかもしれないけれども。

そして、感想を聞かせてほしい。

ちなみに私はショックだった。

では、自己解釈を書いていきます。ちなみに原作は読んでいないので、映画のみの感想です。原作読んだら、違う感想になったり、疑問やツッコミが解消されるかもしれませんが、あしからず。

東広島に住む母子家庭の少女、イチカ。
母は水商売勤め。ネグレクトと暴力の虐待を受けている。自傷癖あり。
中学3年生?

トランスジェンダー(男性→女性)のナギサ
年齢は30代後半?
ホルモン注射を打つ病院のシーンで通い始めて一年半という描写があった為、女性ホルモン投与はそれくらい(一年半)?
その為か、かなり男性的な見た目。直線的で角ばった印象。
親にはカミングアウトしていない。恐らく男性として知り合った誰にもカミングアウトしていない感じ。

物語はイチカの母が虐待で通報されたところから始まる。
イチカが親戚であるナギサのところへ預けられるのだが、普通、30代独身男性一人暮らしの家に思春期の女の子を預けるか?そもそもの関係性も薄い。
田舎っぺの私は知っている。田舎は噂が広まるスピードが恐ろしく速い。ウサインボルトも真っ青だ。
だから、ほとぼりが冷めるまで東京に避難させるの?
いやいや、それにしたって、可哀想すぎる。生理だってあるだろうし、洗濯とかも。知らないおじさんとの二人暮らしとか地獄だろう。

それは、さておき、イチカは東京へやってくる。知らないおじさんの写真を頼りに。
やってきたのは、知らないお姉さんっぽい人。自分を知っている素振りの。イチカは戸惑うが、付いていく。特に驚いた様子も見せず。
感情が死んでいるなと思った。

辿り着いたアパートの間取りは1K。ナギサは共同生活のルールを伝える。かろうじて客用布団は用意されていたが、最低限の食と住だけ提供するという感じ。イチカはここでも大きな失望は見せない。
やっぱり感情が死んでいるなと思った。

登校する中学生の中に、ナギサとイチカ。学生達はナギサを二度見していく。ナギサの容姿は、かも?ではなく、だろう。だ。
転入手続きで、対応の教員2人も戸惑う。教師という事でそれなりに勉強しているだろうし、知識もあるから失言はないが、こういうスムーズにいかないやり取りの一つ一つがヤスリのようにナギサの心を少しづつ傷つけていくのだろうと思った。

イチカは初日の授業終わりに、同じクラスの男子から笑いながら、学校に付き添ってきていたのはお母さんかお父さんか?という程度の低い質問をされる。答えは出てるくせに…である。
ここでもイチカは大きな感情の揺れは見せず、その男子生徒に椅子を投げつける。
感情が死んでいるなと思った。(3度目)

イチカは下校途中に小さなバレエ教室を見つける。同世代の子達がレッスンをうけている。覗き込むイチカ。気付くバレエの先生。逃げるイチカ。追いかけて体験教室がある事を伝える先生。
ただただ、純粋にバレエが好きなだけの先生。負の感情を感じない。この映画の中で唯一の癒し。
ナギサの部屋に干してあったチュチュボンにも反応したイチカ。イチカの死んだ感情を復活させるのもきっとバレエだと思った。

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