タカアシガニ食べて来た!

行きそうで行かないところに行く。

四十路になった今の自分のテーマなのかもしれない。


今回はふと思い立ってアレを食べてみようと思ったのだ。





「ヤマヤ鮮魚店 弥平」

桜木町・野毛の入口にある居酒屋で神奈川県・三浦半島の旬の素材を活かしたお料理はもちろん、全国の地酒も楽しめるワイワイとした大人の雰囲気が楽しめるちょっと贅沢なお店である。


訪れるたびに目にしていた張り紙。


「タカアシガニ入荷」

タカアシガニ‥



そういうのもあるのか‥


と気になっていた。



タカアシガニは、十脚目・短尾下目・クモガニ科に分類される蟹。

日本近海の深海に生息する巨大な蟹で、現生の節足動物では世界最大になる。

カニ類の中では系統的に古い種で、生きた化石とよばれる。

現生のタカアシガニ属は1属1種だけだが、他に化石種が4種類報告されている。

体長は大きいもので3Mを超えるものもいる。

(Wikipediaより)


まずは看板メニューの「地魚大漁七点盛り」と日本酒で気持ちを整える。

鰯のなめろう、生しらす、イカ、金目鯛、マグロ、しめ鯖、サザエという布陣。

生しらすは別でオーダーしようと思っていたが交渉したら刺身盛りの中に入れてもらう事が出来た。

めっちゃいい店やん!

彡(^)(^)


日本酒が合わないわけがない。

摘んでは飲み、飲んでは摘みを繰り返す。


そうこうしてるうちにもう一つの名物「11種類の三浦野菜天ぷら盛」が卓に運ばれてくる。

普段野菜嫌いで極力避けているが天ぷらとなると話は別である。

野菜の甘さ、大地の恵み、太陽からの贈り物、色んな要素が合わさって野菜の天ぷらは成り立っている。


やはりここは塩で頂こうかと思ったが、塩すらいらないのでは?と思い何もつけずに食べ進めた。


これまた酒が進む。

天ぷらと日本酒が合わないわけがない。

最後に食べた人参の甘さが非常に印象に残っている。



さて、タカアシガニである。

なかなかに頼むのに勇気がいる。

値段もさる事ながら周りに頼んでいる客がいないのだ。


少し離れた水槽で戯れている蟹達。


ワイは日本酒放浪記をやりに来たわけじゃない。

タカアシガニを喰らいに来たんや!

彡(-)(-)


「こちらが本日お召し上がり頂くタカアシガニになります」




お姉さんの手に抱えられたタカアシガニはやや小ぶりながらになかなかの存在感。


周りのお客さんも間近で見てびっくりしている。

感覚麻痺してるけど普通にデカイ。


一匹丸々は絶対食べきれないので半身でオーダー🦀


待つ事10分くらい。


塩茹でにされたタカアシガニが運ばれて来た。


うーん。

デカイ。

何か申し訳ない。


毛蟹やズワイ蟹とも違うあっさりとした甘さ。

しっかりと蟹の味。


ずっしりとした一本脚に齧り付いた時、多分今日がこの夏のハイライトなんだと悟った。

江ノ島水族館ではタカアシガニのぬいぐるみなる誰得なグッズを売っているという。


うーむ、欲しいすな。

すっかりタカアシガニに夢中である。

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