見出し画像

マッハバロン/すぎうらよしひろ 雑感

特ソンとロックが合体したスーパーロボット的名曲

1974年に放送された特撮ドラマ「スーパーロボット マッハバロン」の主題歌。
70年代といえば特撮の最盛期といっても過言ではないほど数多くの名作が世に出た時期であり、それに伴って各主題歌等の名曲もまた数多く残された時代であるといえます。

その群雄割拠の中で今作がひときわ異彩を放つのはグラムロック顔負けのサイケなギターのサウンド、力強く存在感を示すベース、そして色気たっぷりでパワフルに歌われるボーカル。
完全にロックンロール。パンクのフィーリングもあり子供向け番組の主題歌としては個人的に大正解だと思います。 自分の子供時代を鑑みるに意外と子供というのはちゃんとカッコいいものを選別して好きになっているので。

作詞もまた阿久悠氏であり時折見せる尖った歌詞もなるほど納得。作曲も井上大輔氏と間違いない布陣。
ギターをchar氏が弾いてるとの噂も耳に挟んだことがありますが時代背景を考えるとさもありなんという感じ。

少年時代に今作を見聞きしていた現在のロックンロールスターたちにも少なからず影響を与えているようです。
すかんちの「恋のマジックポーション」という曲の間奏で今作の冒頭のギターリフを引用。
後年同バンドのボーカルROLLY氏がソロカバーアルバムの中で今作マッハバロンをカバー。
当然めちゃくちゃ似合うしカッコいいグラムロックに仕上がってるので未聴の方は是非。

ザ・コーツがLiveで演奏してる音源も聴いたことあるけど嬉しかったなー。

全くの余談ですけど10年ほど前とあるレコード屋さんにいたら派手なロン毛金髪のホスト風の方がいて怖いなぁと思っていたらマッハバロンがプリントされたハードケースを持っていて絶対良い人じゃんと思った思い出。

ドラマ自体はやや暗い展開が多いですがロボットの特撮は目を見張るものがあり出撃するときのシーンでは緊張感がみなぎっていて個人的に素晴らしい作品だと思いますので本編も是非。

なんやかんや言ってますが

それではー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?