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LARRY CARLTON / LARRY CARLTON 雑感

1978年発表で邦題は「夜の彷徨い」。

ザ・クルセイダーズや様々な作品でのセッション・ミュージシャンとして活躍したラリー・カールトンによるソロアルバム。フュージョンの名盤といえば真っ先にコチラの作品を思い浮かべる方が多いと思われるど真ん中の傑作。

ラリー・カールトンを詳しく知りたい方はインタビュー等を読んでみなっせ。なんならこの作品についても多くの方が色々書いているだろうからそちらを読んでみなっせ。
私はダラダラ好きに書かせていただきますー。


とりあえず英語打つの大変だから邦題で書いてこー。しかし今作の邦題に「夜の彷徨い」と付けたのがエライですね。
ド頭一発目でこの作品のハイライトといえる曲「ルーム335」の音を聴いた瞬間にメロウでブライトな世界に引き込まれてまさに夜にピッタリという感じ。
私のイメージするギブソンES-335の音というのはつまりラリーの出すこの曲の音。乾きもあり甘〜く伸びるサウンドで聴いた人全員好きになる事間違い無し。インストなのですがずっと気持ちよ〜く聴ける曲構成と一流のプレイでみんなギター始めたくなっちゃう。私は難しくてイヤになりましたが。めちゃくちゃ名曲なので皆さんご存知だと思うのですがこの曲やっぱり良いなぁ。
鍵盤で参加しているグレッグ・マジソンの柔らかくもあり力強いプレイもかなりオオッ!となります。ドラムの抑揚あるプレイも曲の盛り上がりをコントロールしているようで素敵。さすがTOTO。ベースのエイブラハム・ラボリエルのブリブリにノれるリズムとタイム感も素敵。

粒揃いのメンバーによるそれぞれの楽器ひとつひとつのプレイがハイライトなのですがそれがバチっ!とハマり曲として完璧な役割を果たしていて、どんどんドライブしていくものですからそりゃ大名曲。つまりカッチョいいんですよ。

ちなみに18歳くらいの時この作品を友人から教えてもらい初めて聴いて「どカッコいいじゃん!」と感想を述べたらおもむろにその友人がこの「ルーム335」を弾き始めて(やられた!)と感じた思ひで。


2曲目の「彼女はミステリー」はヴォーカル入り。このアルバムはこの曲ともう一曲を除いてインストなのですがラリーの甘〜い声聴けます。

続いての「ナイト・クロウラー」では個人的にリズム隊に注目。ドラムの音気持ちいー。ベースもミニマルファンクな感じでカッチョいい。

「ポイント・イット・アップ」もロック味ありつつアシッドジャズのようでカッチョいい。ていうかラリーのギターって下敷きめちゃくちゃ豊富で聴いてて楽しい。ブルースやらジャズやらファンクやら色んなジャンルが無理なく融合しているまさにフュージョン。
5曲目なんて「リオのサンバ」ですよ。ラリーの手によるブラジル音楽の新しい解釈が楽しい。

「希望の光」では乾いた鍵盤の音とダイナミックなギターが素敵。めちゃくちゃ個人的な感想ですが何故かコレ聴くと「真・女神転生」思い出す。ドラムの感じが似てるのかな。分からん。メガテンも良い曲揃いですよね。

ラストの「昨日の夢」は激ロマンチックなバラード。ギターでこれだけ表情出せるならさぞ楽しいだろうなというインストなのに歌心溢れる曲。というかこの作品全編にわたって歌心溢れるギターに満ち満ちてますね。そんで他の楽器隊にもそれがある。そのせいか知りませんが退屈な瞬間が一つもなくずっとドキドキして聴いてしまうアルバム。

わりと久々に聴きましたがやっぱりスゲーいい作品。ぶっちゃけ「ルーム335」のことだけ書いて終わろうと思ってましたがワリと書いちゃった。めちゃくちゃ雑感ですが。


曲名をなんか目次っぽく書こうと思いましたが皆さまお手元の帯を見れば載ってるので良いかと思いまして。以前の嘘記事の方で曲名書いてあるのでよろしければそちらも。(文字にURL埋め込む方法が私には皆目見当がつきません)



なんやかんやで




それではー。




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