自分から見てダメなものは誰かが努力して作ったものかもしれない
こんにちは、uraです。私の会社は私が入社してすぐ組織改編が行われました。その中で様々な議論が行われていたのですが、その時感じたことが「後から入社した人は以前からいた人たちの苦労を知る事は難しい」ということです。それに伴って「後から入社した時に気をつけるべきだな」と感じたことについて書いていきます。
自分から見てダメなものは誰かが努力して作ったものかもしれない
新しい環境に来てみると、自分の経験則から「ここはこうした方が良いのでは?」「なんでこうなっているんだろう?」と感じる制度やものがあるかもしれません。
例えば「今の仕組みは全然ダメだ!」と感じることがあったとします。それをきっかけに新しく仕組みを作ったらどうでしょうか?入社したての自分であれば「そっちの方が良さそうだし、仕組みが整うのは良いこと」と思うと思います(良いものであれば)。
しかしこれが昔から会社にいる人たちからしたらどうでしょうか。「俺たちは限られた時間で考え出した制度や仕組みなのにダメって頭ごなしに言われてもな」と思うかもしれません。
これでは仕組みを整えたとしても会社として普及するかは微妙です(おそらく上手くいかないでしょう)。
ではこういう時に何を気をつければ良いのか。もし自分ができるとしたら『相手の立場も考えること』です。こう考えることで何を伝えることで相手も自分の意見を理解してくれるのか理解してくれる気がします。
相手の立場になればわかりやすい
逆の立場で考えるととてもわかりやすいです。自分がこれまでやってきたものを「全然ダメ」と頭ごなしに否定されたらどうでしょうか?仮に論理的に正しいことを言われていたとしても素直に納得はできないでしょう。
仮に相手の立場を理解していれば「全然ダメ」とストレートにいうのではなく「これまで作られてきた仕組みや考えを今の仕組みに合わせるためにはこうすればもっと良くなると思います。」と自分の考えはあなたの考えと共存しているものであること、目指すべき姿は同じであり一緒にどうにかしていきたい姿勢を見せることが大事ではないかと考えています。
そうすれば相手も「確かにもっとよくするためにはそうすれば良いかも」と思ってもらいやすくなると思います。
言い方は人やその時々に合わせて変えていけば良いと思います。大事なことは歩み寄る姿勢です。相手は人なので正論を伝えればどうにかなるものではありません(それができるのであればこの世に争いごとなんてないと思います)。
しかも正論を言われてそれを納得すると言うことはその人にとって「自分がやっていたことはダメだった」と認めることになります。しかしそれでは自分にダメージが大きくなってしまうので、人はそのダメージから身を守るために「俺の状況を理解していないからそう言うことを言うんだ」と悪い対象を相手に移します。これでは悪循環です。
こういったことを防ぐためにも相手の立場を考える姿勢が大事なんじゃないかなと思っています。
最後に
自分も「相手の立場になって考えること」が大事と気づいたものの、いざ自分が納得いかないことや不満なことがあると相手の立場になって考えることは疎かになっていると思います。
まだまだ完璧にこの考えを実施することはできていないので、その都度意識して徐々に実践できるようになれればなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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