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人が「期待される仕組み」と仕事における「期待値調整」の話

こんにちは、urauraです。今回は入社して1ヶ月ほどした時にふと感じた「期待されることへの不安」(期待されることはもちろんとっても嬉しいですが)について、なぜ期待されるのか、どのようにその期待値を調整していくか、という話です。

そもそも「期待」されることは良いことでは?

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はじめに言っておきますと、期待されることはとても良いことです。なぜなら「期待」=「できる、この人ならやってくれるかも!」というポジティブな感情から生まれるものだからです。この期待があることによって期待された方は新たな仕事に挑戦できたり、自分が発案する物事や意見に信頼が加算されると思います。

しかし私は超がつくほどの心配性です。そのため普通の方であればプラスにしか捉えないようなことも、「でもこの先こうなったらそうしよう...」などと最悪の事態を想定してしまいがちです。

そのため今回のように「期待」されることにも期待から生じる良い影響を理解していないがらもリスクもあるのでは(後に紹介します)?と考えてしまうのです。

そのバランスを考えた上で「期待って調整できる物なら調整した方が良いよなー」と感じたことが今回の記事のきっかけです。

なぜ「入社したて」でも期待されるか

なぜ入社したての新卒が期待されるのか。それは「新卒」というタグが新卒入社についている状態で業務を期待以上にうまくできたりすることで「こいつ、できるな」と感じ、それ以降の業務でも同等の成果や動き方を想像(期待)するためです。

どういうことかというと、まず「新卒」というのは何かしら成長しそうな伸び代があるから採用されているのであって、中途採用の方のように即戦力としては考えられにくい存在だと思います(もちろん会社ごとで一定に求められているスキルもありますが)。つまり社会人経験がない、業務を行うための知識もまだ与えていないというまっさらな人材ということです。

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その新人が業務の中で少し上手くこなすことができる(少し自発的に動けたり、ちょっとしたことができたり)ことがあるとどうでしょうか?先輩社員からしたら「新卒なのにもうできるのか...!」と驚き(インパクト)を多少なりとも感じるのではないかと思います。

そしてこうしたことを感じることで、それ以降の業務にて「この業務OOさんならできるでしょ!(大丈夫でしょ!)」と自分のことを高く評価してくれる。これが期待だと思います。

期待されすぎるリスクって?

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「成長したい!「評価されたい!と思う人は自分への期待をどんどん高めようとすると思います。新人であれば評価してもらい、会社の人から認めておらうために尚更そうなる可能性が高いと思います(自分もそうでしたが)。

しかし期待を高めすぎてしまうとそれは「できないことをできると思われてしまう可能性がある」「期待を裏切ってしまっときの信頼の回復が難しい」といったリスクにつながります。

先ほどのケースのように期待されて「これもできるよね!」と任されるケースってたまにあると思います。こうした期待値が高すぎると「分からないことあって聞きたいけどちょっと聞きにくいな...」ということがあった時に人によって聞ける聞けないとなってしまう可能性があります。

まだ聞けないだけなら良い方です。これによって依頼されたことができないままになってしまい、仕事を完了できなかった時、「相手の期待を裏切って信用を落とす」ことが一番のリスクです。

人はポジティブなことよりもネガティブな情報を受けやすいため、一度の失敗が相手の信用を大きく失うことにつながるのです。

ではどのようにして調整するべきか

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至って簡単です。相手の期待値を自分に適切なレベルまで戻すだけです。

「いやいや、下げたら信用も下がるだ」と思われるかもしれませんが、そうではないです。依頼された仕事を実行する前に、予め自分の現状レベルと伝えることで期待を戻し、結果に妥当性を持たせるということです。この期待の戻し方を上手くすることでむしろ自分のことを上手く評価してもらうことができるとも考えられます。

ではどのようにして調整するか、下記3ポイントを抑えて相手に伝えることで期待値は調整することができるのではないかなと思っています。

1.依頼された仕事で自分が詰まりそうなところ、悩みそうなポイントをまとめる
2.1を踏まえて依頼された相手に自分がお願いする可能性があること(相手にとって懸念点になる可能性のものについて)について伝えておく(聞いておく)。
ex)「こういうことについては上手くできないかもしれないので、質問するかもしれません。」「質問の仕方は都度電話で聞いても良いでしょうか?それともテキストにまとめてから聞いた方が良いでしょうか」など
3.上記を踏まえて仕事の期日を相談して再調整する(自分ができない期日で無理にやろうとしないこと)。

すると「あ、やっぱりOOさんでもそこは分からなかったりするよな」と自分の等身大のスキルに相手が描いている自分へのイメージ(期待値)を戻すことができます。

またそれによって「当初想定していたより全然できないな...この人...」といった期待との乖離から生まれる信用の欠如を生み出すこともないため自分の評価を落とすことも低いと考えられます。

そしてこの調整をうまくコントロールできるようになれば「お、意外と仕事できるじゃん」と期待値をあげることも可能になり、相手の期待値を自分のレベルに合わせて調整することがしやすくなるのではないでしょうか

最後に

いかがでしたでしょうか?軽く書くつもりが2000文字超えてしまいましたが、皆さんの何かしらの気づきにつながっていれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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