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【西洋建築史】ロマネスク様式って何?
前回からの続きです.
今回からロマネスク編に入ります.
新問題対策として,次の知識を知っておいてください.
【問題】◯か×で答えよ
ロマネスク様式の特徴は,半円アーチ,交差ヴォールト,地域性などである.
【解説】
広大な領土を持つローマ帝国内で,爆発的に信者を増やしていったキリスト教.当初は,新興宗教として,キリスト教を弾圧しようとしましたが,信者の増加をくいとめることが出来ず,ついに弾圧を諦めて,キリスト教をローマ帝国の国教として公認することにしました(313年).そうなると,ローマ帝国内の各地で,教会堂(教会として使用する建物のこと)の建設ラッシュが始まります.
「いかに幻想的な祈りの空間を体現できるか?」
それが教会建築の命題となりました.当初は,裁判や商取引などのために用いられた公共建築物(=バシリカ)を教会堂として用途転用しただけのものでしたが,「より幻想的な祈りの空間が欲しい!」という社会ニーズに応じて,教会堂建築は進化していきます.そして,一つの建築様式に結実していきます.それがロマネスクです.まずは,↓のYouTube動画を倍速視聴してください.
◆ロマネスク様式の特徴
1.半円アーチ
2.交差ヴォールト(石造りの屋根荷重を壁でなく柱に流す工夫)
3.ピア(柱で屋根荷重を支えるため,必然的に太くなる)
4.地域多様性(共通する様式的な特徴を持ちながらも地域色が強い)
【解答】◯ 続く
以上
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