【日本建築史】平安四天王
前回からの続きです.
いよいよ鎌倉時代に入ります.その前に,和様という建築様式について整理しておきましょう.和様は,薬師寺東塔から三手先組物が登場し(コチラ),唐招提寺金堂で見て先組物などを特徴とする和様の原型が完成します(コチラ).ただ,完成したといってもまだまだ原型の状態でした.そこから,平安時代となり,寝殿造りの平等院鳳凰堂で和様は洗練されていきます(コチラ).
平安時代については,以下の4つの話を平安四天王として覚えておきましょう.
1.三仏寺投入堂
2.平等院鳳凰堂
3.寝殿造り
4.厳島神社
奈良時代の名作建築は全て寺院のみでしたが,平安四天王では,貴族の住宅や神社建築も名作となります.ここでも,平安時代となって,都から追い出された仏教勢力の弱体化が伺えますね.
続く
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