令和5年(2023年)に一級建築士学科試験に挑戦し,合格を成し遂げたうず丸さん.
勉強時間は平日に2時間,休日は7時間ずつの週20~25時間程度.本番までの累計学習時間は811時間だそうです.
尚,平日は,6:00~7:00の1時間の朝勉を行い,その後,朝の通勤電車で15分程度を合格ロケットで集中して解く.昼休みの30分を使って,毎日,力学計算問題&法規の図問題を1問ずつ解く.最後に,帰りの電車の中で,15分程度,You Tubeで,日本建築史シリーズ(コチラ)や,槙田先生がオンライン講義(コチラ)の際,Q&Aで紹介してくれた施工方法の動画を視聴したそうです.
うず丸さんが合格点を突破できた勉強法は↓
○本当に過去問だけで合格できるのか?
例えば、令和5年度「学科本試験問題」法規科目のNo.30(↓に掲載)は関係法令のMix(混合)問題でしたが、ウラ模試①②共に、4枝がすべて耐震改修系でしつこく出題されていたので、低炭素化法などの他の関係法令よりも条文の体系的な理解が深まっており、「耐震改修系は法令集を引きさえすれば得点できる!」という妙な自信がありました。結果、時間の無い中、No.30で2枝だけ引いて×となる正答肢を見抜くことができ、無事、得点できました。今となっては何とでも言える結果論ですし、運と言われても否定は出来ないのですが、この問題は正答率60%(ウラ指導の最多解答判定システムによる)であったので、失点していたら、とりこぼし(You Tubeの動画解説はコチラ)になってしまった問題ですので、自分にとっては、ギリギリ、ボーダーラインで踏ん張れた要因になった新出問題でした。
○効率的な過去問学習のコツとは?
○どんなスケジュールで勉強したか?
↓私自身のスケジュール感は、X(旧Twitter)で11月からの記録が残っています。よかったら参考にしてください。
○ウラ模試(ウラ指導の一発逆転模試) の活用法
○本番で悩んだ事や心構え等
↑の本試験問題は、かなりマニアックな問題です。2番選択肢のみが過去問題で、他の3選択肢は新出問題です。 ですが、 1番選択肢は「有効プレストレス力を考慮しない」, 3番選択肢は「角度変化が大きい箇所においては、検討する」,4番選択肢は「PC鋼材の寄与を考慮して低減することができる」 となってます.
正答率は50%(最多解答判定システム調べによる)であり,1番選択肢を正答肢として選んだ受験生が全体の50%,4番選択肢を選んだのが39%という
内訳でした.したがって,本番当日は,1番と2番選択肢の2択に絞られ,そこでの仮説・推論力で1番を正答肢と見抜ければ得点できた結果となっています.
1番選択肢についてですが,「柱の軸力が大きくなり過ぎると圧縮破壊して危険」という知識は合格ロケットの構造科目の解説集でも説明しております.「PC鋼棒引っ張り,プレストレスをかけると,柱材に圧縮力がかかり,より圧縮破壊しやすくなるだろうから,プレストレス力の影響は考慮しないといけないのではないか.」という仮説・推論が求められました.
ちなみに,通常のRC柱の場合,「柱の軸力が大きくなり過ぎると,脆性破壊が起きやすくなるため危険」という知識は,過去20年で本試験に何度も出題されています.「柱にプレストレスト力がかかる場合,そのプレストレスト力(圧縮力)を考慮しないのは危険側の判断ではないか?」という仮説・推論を出題者側も求めたものと思われます.
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以上