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【学科】合格者「紅まどんな」さんの『合格点突破ノウハウ』

一級建築士『学科』試験は,
勝ち方を知った上で勉強する.だから勝てる.
それが合格ロケット流です.
この話は次の製図試験や建築実務,さらには,会社経営にも通ずる話です.

大学受験も含め,直近の合格者の成功ノウハウが共有される場を広げたい

今回のゲストの紅まどんなさんが合格点を突破できた成功ノウハウは↓

○本当に過去問だけで合格できるのか?

 合格ロケットの過去問20年分の理解度を上げることをベースにしていました。過去問の知識を引き出して対応する問題がほとんどで、教科別の理解達成度が得点にも影響していました。


○効率的な過去問学習のコツとは?

 最初は理解度が低くてもとにかく進めていく。特に1巡目の一問一答は過去問全体を見通して戦略を立てるための期間と捉えていて、2巡目以降の対策方法を練りながら、分かる・分からないの振り分けを徹底しました。

 解説集全体を読みこんでから一問一答に取りかかるよりも、後で間違ったところをピンポイントであたる方が効率的でした。法規や構造は動画ライブラリーの講義動画もよく活用しました。


○どんなスケジュールで勉強したか?

・合格ロケットが新年度版になる11月スタートの計画で始めました(実際は学習習慣を取り戻すのに半月以上かかって苦しかったです)。最初は最低の勉強時間を週20時間として、学習管理は合格ロケットの学習履歴機能の箇所に集約しました。1000時間を超えたいというウラ目標も持っていました。
実際に1,000時間を突破できました。

・一問一答を解くのは昼休憩中(30分)に計画・環境・施工、終業後自宅などで法規・構造を解くようにしました。週末は構造・施工の問題数が多い単元や法規に時間をあてました。平日の早朝は勉強仲間との毎日の課題、ロケットの再出題を行うことが多かったです。また、ロケットの日曜・水曜の講義に合わせて予習・復習を欠かさないようにしました(講義の予習・復習チェックのサンプルはコチラ)。

・先に書いたように1巡目は対策を練る期間だったので、延期せず1月末までに完了(時間を区切る)。2巡目は理解度が赤黄問を中心にやる科目、全体を繰り返しやる科目を分け、資格学校の無料模試が始まる3月中旬を目途に終えました。そこからは何巡目を意識するよりも、単元ごとに理解度が低いものをつぶす(正答率90%以上目指す)ために一問一答を繰り返しました。弱点ポイントの理解度の解像度を上げて、もぐら叩きのように潰す毎日でした。

計画科目の2巡目以降の管理内容
施工科目の2巡目以降の管理内容

・2巡目の法規は✖️問のまとめノートを作成(サンプルはコチラ)、構造・施工はRC造・鉄骨造など同工法を横断的に解くのが良かったです。苦手項目が特定されてきた3月中旬以降は学習日記に間違えたポイントを書き出して意識づけしたのも効果的でした。

法規科目のバツ問まとめノート例

4月頃の学習日記

・5月の後半からはウラ模試と2つの他社模試を軸に、回を追うごとに理解定着度を高めるようにして、ほとんどの受験生が解ける問題(とりこぼし)のミスを重点的に解消するようにしました。

・本試験直前は赤黄色問を一通り解いておくと模試の結果が良かった実績を信じて取り組みました。(苦手な構造・施工の直近10年は全問解きましたが)


○ウラ模試(ウラ指導の一発逆転模試) の活用法

 イメージや関連知識を書き出すアウトプットを心掛けて解きました。点数を意識するよりも、悪いクセや上手な解き方に注視するようにしました。決め打ちで最初から×問をはずしてしまい、結局その問題文をほとんど読んでいなかった例もありました(合わせて前年の本試験見直しノートの反省も振り返りました)。

本試験見直しノートの実例

 昨年の合格者さんがウラ模試を最低1度は解き直したというのを合格者座談会で聞いて、半信半疑で解いてみましたが、「出題者との対話を意識する→フォーカスポイントを確実にしとめる」演習になっていると実感しました。

解き方講習のアーカイブも再度視聴すると、先生方の「ここは押さえといて!」「これは気を付けて!」がより伝わってきて、試験本番の取り組み方の土台ができたように感じました。


○本番で悩んだ事や心構え等

 試験当日は緊張で睡眠がとれず頭痛が続いて不調、しかも計画・環境に手ごたえを感じられないスタートでしたが、ウラ模試の見直しの際にやろうと決めていたことを淡々と続けました。それは「思い込みをせず、法規以外は設問を丁寧に読む、イメージをかきだして勘違いがないか確認する、設問の中の状況を想像して(これもイメージをかきだして)ねばる」といったことです。これで取りこぼしを回避できた問題がいくつもありましたし、新問に思えた問題も問われ方が違っているだけじゃないかと冷静になれました。


合格者座談会後,紅まどんなさんからメッセージ

質問
学科受験生だった時、直近の合格者から学科試験の突破ノウハウを合格者座談会で教わって良かったことはありますか?

回答
あらかじめ、合格へと至る全体スケジュールやノウハウを知っておくと、次の段階の打つ手をあらかじめ準備しておけるので、立ち止まることがほぼなかったように思います。(スケジュールが立っていないときは迷いで進捗速度が遅くなっていた)

また、合わない方法・もっと良い方法が見つかった場合は変更できる柔軟さも必要でした。特に止める勇気が大切です。

質問
1、2巡目のときの復習タイミングについて教えてください。

回答
1、2巡目のとき、計画・環境・設備は間違った問題を再出題にまわしていました。他の科目は少なくとも半月後ぐらいには再度、周回するつもりだったので、間違った直後に問題解説+解説集をよく読んで集中して理解しました。

2・3巡目に答えられないときは再度理解(復習)と捉えていました。構造のRC造・S造は配点が多い単元だったので、2巡目の頃から何度も解説集を読んだり、オンライン講義のアーカイブを視聴していました。

法規の申請手続、構造、避難、内装制限、耐火構造といった主な単元は年末年始の時点(1巡目)で時間を割くようにしてました。(復習も理解度や出題頻度によってメリハリをつける)

質問
市販の書籍で使用されたものはありますか?

回答
市販の解説書で使用したのは↓です。

特に、↑は、勉強法に迷ったときや不安なときに読ませてもらいました。


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以上


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