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【日本建築史】鎌倉3寺院

前回からの続きです.

日本が仏教一色に染まった奈良時代,3つの寺院が建築されました.それを奈良3寺院といいます↓

天皇の地位を脅かすほどに権力化した仏教が都から追い出された平安時代を経て,鎌倉時代には新しい仏教と共に,大仏様(天竺様)と禅宗様(唐様)という2つの新しい建築様式が中国から輸入されます.それは,貴族から武士の時代へと大変革期を迎えたこの国の社会システムの刷新でもありました.

それによって,以下の3つの建築が誕生します.それを鎌倉3寺院を名付けます.奈良3寺院と合わせて覚えておきましょう.

1.東大寺南大門
2.浄土寺浄土堂
3.円覚寺舎利殿

そして時代は,いよいよ日本建築の美的価値観を決定づける室町時代へ突入していきます.
続く

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