見出し画像

被災地支援に行く気分になれない。

みんなもう忘れてると思うけど長野が結構大変で。

東北・熊本と入りましたが、今回、僕は被災地支援に入っていない。理由は「そういう気分になれない」から。なぜかというと自分の生活に少なからず影響が続いているからなんです。
東京までの特急あずさ号は線路が土砂で寸断されているので動いていない。中央高速は復旧したらしいけど、写真のような状況。ぱっと見、いつ崩れてもおかしくない。怖いよね。

けれど仕事がある。東京に出る時は長野から名古屋に出て、新幹線で東京へ向かっている。通常の倍の時間がかかる。今日も家を朝5時台に出て原宿のアポ先に着くのは11:30だ。毎回出張のたびにうまく乗り継ぎがあるのかを調べないといけない。いつもと全然違う。普段、長野に住んでいても何も不便を感じなかったのは公共交通機関のおかげだったんだ。ありがとうJR。

家が被災しているわけでも食糧が途切れているわけでも停電しているわけでも断水しているわけでもない。同じ長野だけど、幸いまったくといっていいほど被害は受けていない。

けれど、すぐ近くにいる長野県北部の超絶困っている方々を助けに行ける気力がない。自分の移動のクオリティが気になってしょうがない。なぜって大雨が降ってまたいつ道路や線路が寸断されるか分からないから。小さい子供と家族がいるから、俺が突然帰れなくなるのは避けなければならない。そう、自分と家族最優先。

こんな感覚は初めてなんです。
東北の時も熊本の時も震災が起きたその日から何かしらのアクションを起こしてきた。なんか変な義務感というかやらなければというよりやりたいという欲望みたいなものがその地へ向かわせていた。

何が言いたいかというと、

単刀直入に、

誰か被災地支援に入ってくれない?

俺、そういう気分になれないの。

という話。

同じ長野県でも北部に近づけば近づくほどこういう感覚になるんだろうなと感じている。

東北や熊本では「てゆーか近くにいる地元の人間がもっと動けよ」とか思ったこともあった。

あれは間違いやったな。

動けないわ。

それ以外のことが気になりすぎて。

だから、やっぱり被災地から遠い地域の最も無縁な人たちが動くのがいいんだなーと思った。

ものすごい矛盾だよね。

だって無縁な人たちがなんで無縁な地域にわざわざ金ももらえないようなボランティアに参加しないといけないの?って

分かってはいるんだけど、是非お願いしたいです。

お願いします。

ちなみに被災地支援をするときにはとにかく自己完結を守るべしです。情報の獲得、移動手段の獲得、食糧の獲得、寝床の獲得などなど。

なので特に災害ボラセンなどのリンクも貼らずに超絶無責任にただ言い放ちます。

被災地支援、よろしくお願い申し上げます。

お金もだけど、とにかくマンパワーが必要な時期。

よろしくお願い申し上げます。

僕は、行きません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?