2022 全日本アイスホッケー選手権大会 in 長野
2022 12.15〜18 第90回全日本アイスホッケー選手権大会 in 長野
自分が所属する東北フリーブレイズは準決勝、決勝と延長戦にまでもつれ込む接戦を制し、見事優勝、日本一となった。
5年ぶり2度目の優勝。
地元長野での全日本選手権
出場は出来なかったが優勝は素直に嬉しい。
自分自身、キャリアで「優勝」という経験をしたことがなかった。
高校、大学、海外でのプレー。それぞれ自分のホッケー人生において貴重な経験をしてきたが、足りないのは「優勝」という経験だと自分は思っていた。
なのでフリーブレイズには優勝したい、優勝するチャンスがあると思って入団した。
いざ、優勝の瞬間に立ち会えた時はやはり嬉しかったし、自然と笑顔になれた。また、今回出場することが出来なかったが、何人かの選手が地元の僕のためにも勝つ、と言って頑張ってくれた。それを有言実行してくれた。
「優勝」っていいなと思えた。
地元、長野での優勝というのも嬉しい理由の一つ。
両親の影響で生まれた頃からビッグハット(全日本選手権競技会場)には来ていた。
長野オリンピックや長野カップ、日本リーグやアジアリーグなどビッグハットで行われたプロの試合はほぼ全部観戦してきた。
また自分自身もこのリンクでゴールキーパーを初めて、練習や試合をたくさんしてきた。
ビッグハットで夢や希望をもらった。
今回、小さい頃お世話になった人、友人、長野のホッケーキッズたちなど応援してくれている人がたくさん観に来てくれた。
僕が試合出場しないのにも関わらず僕のグッズを買ってくれたり、フリーブレイズ側に座って観戦してくれたり、
特に決勝戦では出身の軽井沢グリフィンズの選手やオフシーズン、指導者として指導させてもらった長野のホッケーキッズがフリーブレイズを応援してくれていたのを感じた。
そんな中、優勝、日本一のチームの一員になれたことは良かった。
チームに感謝したい。
長野開催の全日本選手権ということで、長野出身選手として大会を盛り上げたい、より良い大会にしたい、ファンの方に楽しんでもらえる大会にしたいと思い、SNSを使って色々取り組んだ。
また、長野の繋がりを使って、広告や情報公開についても口を出させてもらった。その一つが会場で配られた長野市アイスホッケー協会制作のチラシ。長野出身選手が8人もいる今回大会、地元出身選手に注目してもらえるように、地元の子どもたちが希望をもてるようにあのチラシを作ろうと提案した。(チラシの内容にいくつか間違いがあったのは申し訳ありません)
自分も一選手のためできることは限られ、効果があったかは分からないが、少しは尽力できた。
優勝は嬉しかった。
ただ、やはり出場出来なかったことは悔いが残る。
今大会、長野出身選手は少なからず活躍を見せた。凱旋ゴールを決めたアイスバックス、弟の伊藤俊之、最優秀新人賞を受賞したクレインズ磯谷奏汰など。
僕も同じように地元で活躍したかった。
今回、僕がプレーすることを期待してくれてた人はいた。なかには僕のプレーが見れなくて泣いてしまった子もいた。
チームの勝利が最優先だが、期待に応えられなかったのは申し訳ないと思う。
優勝はしたが「故郷に錦を飾った」とは言えない。
自分にまだ力がなかった。
今後また長野でプレーできるチャンスがあるかは分からないが、次こそ期待に応えられるように、自分が感動を与えられるように、頑張っていきたい。
善光寺で引いたおみくじ
小吉と大吉だけど 似たようなことが書いてあった。
この三日間、三日とも善光寺にお参りした。
「ご利益」あったな。
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