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Let's brew...!! まちに乾杯を増やす!〜サンデーカンパニー第2回〜

第2回、サンデーカンパニー、終了しました。
前回の内容から、今回は、「我々に関わりを持ってくれた人に、どんなことをしていくか」、それをメインに議論しましたが、また今回も非常にいい形で終えることができました。

これは僕自身、最大の気づきなのですが、日頃できる限り頭と体を使い、邁進しているつもりでも、ふと忘れてしまったり、なぜか出来ていなかったりすることが多々あります。できない=今必要ではない、ものではなく、今こそやるべきものであるのにどこか抜けている、そういったことに気づくことができるのが、とても面白いところだと思います。

それもきっと参加者の多岐に渡る視点がすごく効いていて、本当に我ながらなかなか楽しく、有意義なプロジェクトだなと感じています。そんな様子を今回もお伝えしたいと思います。

今回の問いは、改めて言えば「誰にどんな形で何を伝えていくか?」と言うこと。どうやって知ってもらい、どうやって購入してもらい、また購入してもらうか?そしてその中で色々なコミュニケーションを図ることで、より根強いファンになってもらうにはどうしたら良いか?そう言ったことを話しました。

もし初回の様子を見たいという方はこちらからどうぞ

問1 誰にどんな形で伝えていくか?(カスタマージャーニー=Beer Flight)

今回1つ決めたことがあって、できる限り準備をしないようにしました。
それは僕も一緒に参加するセッションを楽しみたいし、僕の素の声を届けた方が良い議論になる(変な誘導をしない)ということからです。そうすると、もう一瞬たりとも気が抜けない感じになります。おかげで終わると、満足感と疲れで一瞬で寝れそうなほどです。

で、今回もメンバー8人が2組分かれて、色々と議論を進めました。
この時に、前回決めておいた、ミッションでありクレドも大事にしながら進めます。

・ひらく(開く、拓く)
-チャレンジを忘れない
-ワクにとらわない
-参加できる機会を作る

・かける(掛ける、駆ける、懸ける・・・)
-個を大事に融合する/組み合わせる
-ペアリングを楽しむ
-困難があってもかけ抜ける

・かもす(醸す)
-これまでしてきたことを醸成する
-変化を楽しむ
-楽しいビールを作る

今、大森発のクラフトビールということで、進めていますが、大森の人はどれだけ知っているんだろう?というまた別の問いにぶつかり、そうやってまた問いを提示し直すのもまた問いを深めていくのも、すごく大事なことだと感じました。

両チームからでた主な話は下記です。

・ピラミッドレイヤーごとのTODOを用意

・知ってもらう/飲んでもらう
→飲食点だけでなくチラシを置いてもらう
→SNSに拘らず、とにかく見えるところに置く
催事、駅、バス、掲示板・・・
その他、エコバッグなどの手持ちバッグも使えるのでは?
・試飲会
→味の話せる交流会を開く
・関わりを増やすことで、語れる人を増やす
→読書会や大森の歴史勉強会などの開催

などなど出ていたのですが、前回もお伝えしたように、この意見が出てからが真骨頂であり、僕の大事な仕事だと思っていて、ここでの最大の気づきは

「1つ1つの機会を丁寧にすること」

です。何をそんな当たり前のことをと思われるかもで、これがなかなか難しいのですが、例えば、商品を買ってくれた人に渡すバッグ、これをちゃんと丁寧にすることで、そのバッグを使いたいと持ってもらうのはもちろん、持ち歩くことで、「これ何?」と言う会話を生めるかもしれない。そして、例えば試飲会にしても、ただプラカップを用意して、飲んでもらい、「どうですか?」と聞くだけではなく、その人にとってのFlightになるような(ビールの飲み比べを「Beer Flight」と言うこともかけて)体験、それは、味もそうだし、ストーリーもそうだし、そんな興味の入口になることもできる。

どうしても、そういう備品ってコストとして考えるとできる限り費用を抑えたいと思うのですが、コストも考えようによっては、宣伝になるわけで、そう言ったことに気づくことができました。

そう考えると、今やっていることはそれが今できるベストなのか?それを問い直すことで、ひょっとしたら色々な変化を生めるかもしれない、それは最初の問いに戻れば、

買ってくれたり、興味を持ってくれた人に、その人に合わせた最大限の価値を提供していくしかないんですよね。きっと。

最大限の価値って、無料で何かをプレゼントしたり、値段を下げたりすることではなく、ビールを飲む以上の価値をどうやって提供するか?一緒に作れるか?これが大事だという、至極当たり前の話かもしれないのですが、なかなかできていなかったのが現状だと思います。

それは、僕らがこれまでずっとやりたいと思い、やってきた、様々な機会の提供と何ら変わらないのでは?と言う、やはり抜けていたものを思い出させるものでした。

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ここで、1つ強調しておきたいのが、このサンデーカンパニーをしたことで生まれた優れものは脳味噌の拡張ができることです。どんなことを思いでやっているか、それを周りに共有する最大の恩恵は、僕が忘れていても、他のメンバーが覚えていれて、必要なタイミングでその脳味噌をパスしてくれる感覚、これが拡張であるなと思うのですが、それは言ってしまえば、それが社会であり、会社ではないでしょうか??一人ではできないこと、それが社会であり会社ですもんね。

問2 どんなコミュニケーションがメンバーシップに必要か? 

また1つ面白い話なのですが、各チームごとに、それぞれ掘る部分が違って、それがいい具合に脳味噌を刺激してくれ、僕が忘れてたことがぽんぽん出てくるんですよね。

ここでの話がまた秀逸で、2つ脳味噌が開けちゃいました。

まずは、どういう体験をしてもらいたいかと考えた時に、まちの一員になるってどんなことなんだろう?という話になりました。例えば子どもができるタイミングとかわかりやすいのですが、それまでなかった繋がりが幼稚園や保育園にいくことで、「〇〇ちゃんママ/パパ」になっていくのだけど、それって名前?という中で、例えば、僕がまちのことを意識するようになって一番良かったことは、まちにいることで挨拶をする回数が増えたっていうことなんですよね。それは僕が息子に1番伝えたかったこと、困った時にパパとママ以外に相談できる大きい友だちを作って欲しいと、そして、それはなぜか?

楽しみもあるけど、安心や防災の観点からも、そして回る経済と考えても、自分の住むまちに自分の名前があることはすごく大事なんじゃないか。

さらに、僕的には、最高だなと思うフレーズが何かの拍子で出てきたのですが、「まちに挨拶できる人を増やす」ってこと。これはひょっとしたら行政とかのテーマかもしれない、僕らはビール屋だけど、ビール屋ではない、だから、それはまちに乾杯の数を増やし、挨拶できる人を増やすことなんではないかと思ったのです。検索したら、やっぱり行政しか出てこない、僕はこれをタグラインにしたいと思ったくらいです。

ちなみにここで出たものは、

・人とのつながりを増やす
1)自分の特別感(作り手との関わり)
2)人と繋がる
3)まちに関わる(自分の行動が見える)
それによりコアになっていく。

・共感できる場所を作る
→意見交換ができる=顔が見える

「通行人A」が「〇〇さん」に変わる。

問3 タグラインを決めよう

そんな流れで問3のタグライン決め。色んな企業のタグラインを見てから始まりました。こうなるとやはりネタ合戦になるので、ここはあえて、チームを1つにして進めました。

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僕は個人的に「君の名は?」とか好きだったし、あとは自分で思いついた「Thank different」が良かったのですが、、、総意でこちらに決まりました。

「Let’s brew…!」

…には色々な単語が入ってくるイメージですね。
その「…」は僕らが提供するものではなく、関わり合う人たちと一緒に作っていく、醸していく、そんな思いを込めています。

まとめ

とこんな感じで第2回を終えました。

僕としては、この脳味噌が拡張されていく感覚が何より楽しいし、心強く、もう一人で悩む必要ないんだなという感じです。この感覚、本当に大事だなと思っています。ファンの話で言えば、貴重な日曜日の時間を割いてきてくれている、サンデーカンパニー のメンバーこそがファンであり、その人たちだからこそこういう体験ができるのかもしれないですね。

まだまだ1ヶ月しか行えていないですが、ここから色々なものが生まれていく予感しかしません。今後の大森山王ブルワリー、サンデーカンパニーを楽しみにしていてください^^

次回も楽しみです。

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