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大森山王ブルワリー、サンデーカンパニー始まりました!

今年、大森山王ブルワリーにとって、1番大きいと思っている、サンデーカンパニープロジェクトがようやく始まりました。

本来、4月から始める予定でしたが、コロナの影響でオンラインでの集まりのみだったのですが、ようやくリアルでプロジェクトの第1回を終えることができました。

結果から言って、特に何かを始めて、これから加速したいような会社、プロジェクトではこの仕組みをうまく活用してすると、すごくいい形を作れるのではないかと感じました。初日の夜は久しぶりに震えました。

サンデープロジェクトとは、簡単に言うと、月に2回メンバ〜で集まり、会社のあらゆることをともに決めていくものです。会社で行うようなことをあえて、日曜日という休みの日(立場が違う人もいるのですが、一般的に話しています。)行うことで、参加者にとっては、学びの場であり、コミュニティの場であると考えています。そして経営する立場からすると、心強い仲間たちとご一緒できるというものです。

3月にメンバーの募集をさせていただき、集まったのは10名。
大手企業などで働く人から、個人でお店や会社を経営されている方、年齢も30〜50代と幅広いメンバーとなりました。元から大森山王ビールに関わってくれていた人や今回初めてご一緒する人まで多岐に渡る方達とご一緒することができました。

順を追って、メンバーのこともご紹介させていただきます^^

現時点での進め方は、

1)運営側で課題というか「問い」を用意
2)チームに分かれて、議論
この時に、運営である僕も随時、話に混ぜさせてもらい、色々と一緒に議論します。プレゼン大会をしたいわけではないので、このようにしています。
3)チームごとに発表
4)チームごちゃ混ぜで参加者で議論

としました。そして、ここで決まったことによって生まれた「問い」を次回また設定しという流れで、1年を進んでいくつもりです。

さて、ここからが本題です。

■初回の内容

今回用意した問いは
問1 クレド/ ミッションを作る
「何を大事に我々は活動するのか?」

問2)今後のスケジュールを立ててみる
「この半年かけて何を大切に売っていくのか?」

としました。

まず、共通の目的を作りたいなということで、問1を用意しました。
ちなみに昨年は「人間関係を醸成する」というものでした。

自分のこれまでのことや、会社ではやりたいけどなかなかできなかったりすること、そんなメンバーそれぞれの持つ視点があって、話がとても豊かになっていきました。

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■問1「何を大事に我々は活動するのか?」

ここで出た意見は

チームA

・ビールを通して人とのつながり、ワクにとらわれないカルチャーの融合を作り出す

チームB
・大森ミクソロジー
・出勤/退勤はビール
・元気/応援エールで乾杯!
・苦味がある人になろう

ここまでは、材料。ここからが参加者全員でまとめていく作業が真髄だと思います。
メンバーの一言から、話は発展していき、「動詞」でまとめようということになり、まとまったのがこちらです。

下記の3つのミッションを大事に、このビールに関わる全ての人たちの「はぐくみ」を生み出す

・ひらく(開く、拓く)
-チャレンジを忘れない
-ワクにとらわない
-参加できる機会を作る

・かける(掛ける、駆ける、懸ける・・・)
-個を大事に融合する/組み合わせる
-ペアリングを楽しむ
-困難があってもかけ抜ける

・かもす(醸す)
-これまでしてきたことを醸成する
-変化を楽しむ
-楽しいビールを作る

この共通目的ができた上で、問2に入りました。

改めて、

2)今後のスケジュールを立ててみる
「この半年かけて何を大切に売っていくのか?」

問2「この半年かけて何を大切に売っていくのか?」

ここで、僕は、今年1年やろうとしていることを羅列したデータを用意しました。それをもとに、優先順位を決めながら、スケジュールに落としていく作業をイメージしていました。

で、初めてみると、少しわかりにくいという様子がそれぞれから感じられ、もっとコアな部分は何か、それを各チームで話しました。

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メンバーはシャッフルしているので、前回と同じチームではありません。

そしてここで出た答えが僕からしたら、目から鱗でした。
よく壁打ちなんて言いますが、自分が本当にやらないといけないことって、気づくと忘れているんですね。。そんなことに気づかされるような答えが出てきました。

チームA
・顔の見える化
大森山王ビールを購入してくれた人をメンバーシップに。
会員目標=10000人
データを活用して、どんな人が?の部分を見える化する。

チームB
・計画/活動を丁寧に伝える
8月末には「ビール販売所」
12月には「ビール工場建設」
の目標を掲げ、丁寧に告知していく。

顔の見える化
今、僕らにとって一番大事にすべきは、実際にビールを買ってくれる人です。

その人たちは、その他大勢(みんな)ではなく、一人一人の意志を持った人(個人)たちです。しかもスタートしたばかりのまだ荒々しい僕らに興味を持ってくれて行動をしてくれた人たちです。それをこれまではご購入いただいた1回だけの関係で終わらせていた。
そんなもったいないことはできない。だからこそメンバーシップ制度を用意して、顔の見える化を計り、一つずつ丁寧にコミュニケーションをとっていく。

それはメルマガ会員のようなものではなく、もっと深く関係を作っていくためのものだと思っています。

そして、計画/活動を丁寧に伝えること。

これから目指す世界を作っていくためには、自分たちの力だけではなく、多くの応援をもらうためにも、今何を目指しているのか、これから何をしていくのか、これまで思いなどばかり伝えていましたが、それも必要ですが、テーマにある「ひらく」のためにもわかりやすさが必要ですね。

そんな、両輪の大きな目標ができました。
まさか初回でここまで、大きなものが見えるとは思っていなかったですし、そしてその後、メンバーで懇親会をしている中で、その話が発展し、「ああこんなこともできたらいいな!」というものも多々出てきました。

■改めて感想

と、ここまでだいぶ長くなってしまいましたが、
僕としては、会社のコアな部分を出すことで、自分の思い通りの展開が生まれるなくなるかも?という怖さよりも、話が想像を超えて展開していく面白さが勝ってしまいました。

あくまで制約のある中でのサンデーカンパニー ですが、初回をこのような興奮する形で終えたこと、非常に嬉しく思いますし、素敵な仲間たちに会えたことに非常に感謝しております。

そして、もしこのnoteを見てくれた皆様は、僕だけの力ではない、厚みのある僕らの展開を楽しみにしていてください。近くにいる人たちを大事にしつつ、グローバルを目指します。ここでいうグローバルとは世界で売れるということではなく、このような展開の面白さ・最先端さ、そして豊さを武器に活動していきたいと思います。

もう1つ、ぜひこの仕組みを利用してみたいという方はぜひ、今共有できることはお伝えしますので、ご連絡いただけたら嬉しいです。この試みはきっとさらにスタンダードになっていくと信じています。

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